「奪取 上・下」…真保 裕一

1日かけて読んでしまった。


友人がサラ金でつくってしまった借金を偽札を作り、お金を集め、返済していく。


主人公22歳男
頭脳派。パソコンに詳しい。社会に居場所を見いだせない社会不適合。

最初は、取っつきにくい主人公だなぁと思ったが、徐々に成長していく過程が面白い。繊細にして、大胆。
危機感が身近にあると人間は成長するもんだなぁ。

偽札は、割に合わない犯罪と言われるが

主人公は、幾度の失敗から、印刷術を学び、製紙作り、原料、機械、後始末までキチンと描写がかかれている。


こんだけ、熱く打ち込める人は、かっこいいな。