10月25日、十夜法要・みかえり如来会を勤めました。
ご参詣の皆様には、初めにご本尊に、続けてみかえり阿弥陀如来にお参りをしていただきました。

お勤めの後の法話では、食前に唱える「五観」についてお話ししました。
一、功の多少を計り彼の来処を量る
二、己が徳行の全闕多減(ぜんけつたげん)を忖(はか)る
三、心を防ぎ過(とが)を顕(あらわ)すに三毒(さんどく)に過ぎず
四、正に良薬を事として形(ぎょうく)苦を済(すく)うことを取る
五、道業(どうごう)を成(じょう)ぜんが為に世法(せほう)は意にあらず
目の前の食事がどのように作られたか、自分は食事をいただくにふさわしいかを思い、
生きる力を得るために必要なだけの食事をいただく。
そのことを「五観」は説いています。
法要後の食事の時間には皆様と一緒に「五観」と念仏を唱え、食事をいただける喜びを仏様にお伝えしました。