経済の好循環? 2024.03.14 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

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京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

昔むかし、他大学の経済学部の友人と話した時のこと、

私が、「大企業の生産品を運搬する旧国鉄(現JR)の貨物料金

が、一般の料金よりも安すぎる設定になっているのは公正では

ない」と言ったら、

 

友人は、「大企業の貨物料金が安ければ、その分が製品の価格

に反映されるのだから、不公正ではない」と反論した。

 

「そうじゃないだろう、公正公平な、自由経済の建前に反する

だろう。自由競争の原則に反する不公正がまかり通ることに

問題があるんだよ」と抗弁したかったが、こんな人物と話して

も仕方が無いと思って、敢えて、抗弁しなかったが、

未だにモヤモヤしたものが残っている。

同じように、最近、経済学者を称する方々に、よく使われる

「経済の好循環」という言葉についても、なんだか騙されて

いるかのようなモヤモヤ感がある。

 

「無理矢理にでも賃金を引き上げたら→需要(購買意欲)が

高まる→製品が沢山売れる」から、「経済の循環が良くなる

→だから良いのだ」と言う論理だが、

 

螺旋階段を上から見るような立ち位置から見ると、

単に、円周上をぐるぐる回転運動しているに過ぎず、

一方では、物価が上り続けるだけのことではないのか?

 

(螺旋階段状の上達というのは、習い事で良く言われる

ことだが、カテゴリーが全く異なる。)

その結果、「物価がどんどん上がり続ける→経済弱者は

更に貧困に陥る」ように思われる。

結局、一番税金を納めている中間層や貧困層の切り捨て

策に過ぎないのではないのだろうか?

 

また、老齢層の大多数は、年金を値上げされなければ、

姥捨て山のように、捨て殺しにされることだろう。

 

現役時代に多額の年金納付金を納めているのに、

その原資を政府によって他の用途に使い果たされて

しまい、補償されないのは、理不尽だろう。

 

それでも政権政党に投票を続ける、愚かな老人が

如何に多いことか。

文系の事項は理系と異なり、決着が明白に着かないことが

多々ある。

例え、後に誤っていることが分かっても、うやむやのうち

に言葉巧みに言い逃れることも可能だから、無責任に

時流に乗って発言されることが多いように思うが・・・。

 

どなたか、頭の良い方が教えてくだされば、ありがたい。

(了)