久しぶりに何も知らない作者の漫画を新刊で三冊、購入した。

漫画は妹がすすめてくれるのと、長く買っている続きものの新刊(例えば「ガラスの仮面」や「NANA」)を買うくらいである。まあ、気になるの作品はらインターネットカフェで読むときもあるが。

そんな漫画の名は、「男の一生」(注1)である。

三十路で独身の女性と五十路で独り身の大学教授の恋のお話。穏やかな何かがそこに流れる。

教授の言葉に名言多いけど、
一番、きゅんときたのは、

「。。。だから?」である。

主人公が教授に言う。

「私はそういう女なの。

いい年をして自分にいつまでも自信がなくて
自分だけを見てくれる人と向かいあう勇気がないのよ
そのくせ人には愛されたいの
おまけに
昔の恋愛をいつまでもひきずっているのよ
重くて
だらしなくて
いやらしい女だわ」

と。

そして教授は、

「…だから?」

と返す。

もう、だめだになりそうな肯定である。

わたし自身、自分が嫌いでマイナス志向で、過去を振り返ったり、過去と再会するのが好きだから。

だけど、相手がこういうふうなスタンスならば、
前とは違う恋が出来るのかもしれないと。

もう穏やかに生きたい。

仕事でいろいろあっても、

プライベートは、まったりと。

相手をもしかしたらと疑心暗鬼になるより、

好きな人なら、
好きな人の好きなことをしてあげたい。

ストレスを溜め込まないで、うまく発散するような趣味を二人で持ちたい。

そんな、ぼんやりとした三十路の恋愛の在り方を考えさせてくれた一冊との出逢いである。   

(注1)男は女へんに男。  

「男の一生」西かなこ(火へんに同)小学館(フラワーコミックα)
2010.6