恋のカルテット
の
鈴木です
最近
「めがねをかけたままでやらせてくれ！」
などと放言した元カノとばったり邂逅した
さてその眼鏡だが
以前にも記したが
メガネとは何か？
本来の目的は視覚矯正にあるともっぱら世間ではそう謳われているが
現在はその主目的から大分乖離し
演出効果の意味合いが強い
視覚矯正や顔射保護の即物的な目的から
視覚的な萌え萎え要素となっている
ただごく一部にこの眼鏡的要素を
パラフィリア
もしくはフェティシズム的服装倒錯症と蔑称する輩がいるが
私としては性的逸脱しているとは思えない
何故なら昨今
眼鏡というこの性品は
前述したとおり
視覚矯正やＡＶの間違った観念を実践することによる弊害
眼病予防及び保護的意味合いだけではなく
演出効果が主目的になっている
そのきっかけになったのは
まずはひょっこりひょうたん島の博士くんだ
これにより知的インテリジェンヌなイメージが定着したのであろう
そしてこのインテリジャンヌなイメージを
性界に伝播した一番の功労者は
野坂なつみであることは周知が認める事実である
特に女教師と云う枠組みに
インテリとエロという真逆の倒錯をシナジーさせたことはシルシルミチル的発想の原点と云える
しかし一見この博士君及び野坂系のライン眼鏡インテリ発想の基礎は意外にも儒教にある
儒教の教えては
目上のものに接する際は
眼鏡をはずして拝礼しなければらないと教えがあった
目上の者に対して
物知り顔をすることは大変失礼であるとの価値観があったからだ
そしてその儒教が
大陸から日本に渡り
朱子学として知識階級に伝播したことが下地になり
この博士君及び野坂ラインに直結したのであろう
ただこの眼鏡
単にインテリイメージだけが先行したわけではない
時代の変遷ともに
多岐多ジャンルに渡る眼鏡演出が発生した
一つは
ドラえもんの「のび太」的ドジっ子系眼鏡だ
ドラえもん以前の眼鏡演出にはインテリ視覚効果しかなかったこの眼鏡を
のび太という存在は
真逆な
ドジで
間が抜けているキャラ性を眼鏡に吹き込んだ
これが理由で男性から女性にも連結し
ドジっ子で清純な女性
イコール眼鏡キャラ的イメージも定着した
これにより
真面目で清純
図書館係な
ある意味性とは一番程遠い立ち位置にいるこの眼鏡キャラにも
性と云うこれまた二律背反的な倒錯がここに完成したのだ
これだけではない
忘れてはいけない「アラレちゃん」も重要な役割を果たした
アラレちゃん以前の眼鏡演出は
前記のとおり
インテリや清純と云った運動性を全く持たない演出効果だったが
ことアラレちゃんにかけては
あの天真爛漫な快活さがあの眼鏡にまた新たな息吹を与えたと云えよう
特にスポエロと呼ばれるジャンルに
意外と眼鏡女優が多いのも
このアラレちゃん効果と云えるのではないだろうか
眼鏡
その歴史の紐を解くことにより
儒教からジャパニメーションそしてエロスとシナジーする素敵な一品ということがご理解いただけたかと思う
かく云う私も仕事中は
信頼性も増すために
あえての伊達眼鏡をかけている
そう
眼鏡は顔の一部ではなく
フェチズムの一部なのである
ノーライフ
ノーＴゾーンの脂
プライスレス