転勤生活 第2話。 |  トルコ de 花鳥風月

 トルコ de 花鳥風月

落ち着かない転勤族。目指すのは「花鳥風月」の境地。旦那さんとペットとの日常。

ボロボロで、義父母のいる町まで到着した。

目の前に湖や公園があり、今は夏のオペラが有名になった小さな町だ。

浮き草生活がいったいいつまで続くのであろうか、予想も出来なかった。

医師の診断書を持ってこられたら、借主は死亡するまで住むことが出来る。

訴訟で勝つケースはまずない。

1週間も過ぎたところだろうか、まだ授乳中だった次女をつれ、早く慣れるためにも旦那さんが住む町に私は行った方がいいのではないか?  
となった。

義父母の友人がポーランドに転勤になって、彼らのアパートが使える状態であいているからそこに住んでいていい、と言うことになった。

子供2人連れでは知らない町だし大変だろうから、長女は私達が落ち着くまで義両親が見ていてくれることになった。

義母は異常に喜んでいるしこの際、甘えることにした。

次女と共に飛行機でまた移動。

初めての海外生活を送るのには、30分もあれば概要がつかめるほどの小さな町は返って都合が良かった気がする。

アジアショップも見つけ、日常生活に必要な場所はすぐに分かった。

幸いなことに、1ヶ月で借主が引越して出て行ってくれた。

借主が引き渡しに立ち会った。

喘息を理由に引っ越せないといっていたが、タバコを吸いながら現れ、今のカーペットにある新しい赤い染みをさし、

「昨日、赤ワイン飲んでこぼしちゃったんだよね、でもこれは、塩と白ワインをかけたらなおるから」

といい、キッチンから自分で残した、塩と白ワインを持ってきて、ジャバジャバとやりだし、土足の靴でさらに練りこ始めた。

喘息じゃなかったんですかぁ~??!!!

旦那さんが、「もう、結構です」といったところでやめた。

さらに帰り際、「僕への郵便が来たら、連絡してね」

何も言わず、ドアを閉じたのは言うまでもない。


私達の引越し荷物が届き、これから新しい生活が始まろうとしていた。

長女は、引越しが済んで落ち着いてから旦那さんが迎えにいった。

飛行機の中で長女は、「おばぁちゃ~~ん」と泣いていたそうだ。

あの年頃は、親の顔なんてすぐに忘れてしまい、一番近くにいる人に懐いていけるものなんだと実感した。

さて、私達が買った家は多少の手直しが必要だったので、施工の業者さんが毎日きて工事をしていた。

小さい子が2人もいるので、階段は子供用のゲートで閉じてある。

しかし、工事の人がある日、閉め忘れた・・・・・・

ほんの一瞬で次女が落ちた。

階段は石作りだ。

頭蓋骨骨折だった・・・・・・・

入居して1ヶ月のことだった。