ベトナム・タイ de 精神修行 |  トルコ de 花鳥風月

 トルコ de 花鳥風月

落ち着かない転勤族。目指すのは「花鳥風月」の境地。旦那さんとペットとの日常。

旦那さんが急病になってから今までの私の精神状態を考えてみた。

自分でもグチャグチャな状態だとは思っていた。



最初に入院した時は、「椎間板ヘルニア」だとばかり思っていたのでそんなにパニック状態ではなかった。

しかし、一向によくならない痛みと身動きできない旦那さんを毎日見ているのは「しんどい」事だった。

テトに入り、皆お休みで家に一人なのはなんとか大丈夫だった。

しかし、テトはじめの日曜日にメイドさんにタクシーをお願いしても返信もなくタクシーも来なく、意を決して自分で運転しだした。

テト中は市内は「ガラガラ」だと聞いていたからだ。

道順は1つだけしか知らない。

片道約15キロの距離だ。

毎日、食事を運んでいたので、夕方に帰ってから翌日の仕込みをして、朝に仕上げて出発していた。

それも、2月14日で一変した。 バレンタインデーには好物を持って行こうと張り切っていた。

しかし、朝ついたときには脚が腫れだしていたところだった。

前日の元気さと打って変った状態。 食事どころではない、なにも食べられないという。

すぐに検査で血栓がみつかった。

このときは、97年の悪夢の再来か、と頭が真っ白の状態だった。

翌日、オフィスの人がお花を届けて下さった。

このお花を受け取って時に、最初のクラッシュ。

涙は落ちていくものなのに、上まぶたまで溢れ出てきた。

驚くドライバーさん。そりゃそうだろう。

なんとか、落ち着きを取り戻してバンコク行きになる。

飛行機の中はハラハラし通しだったのに、
バンコク到着後は、無事に着いたことでハッピーな状態だ。

ベトナムにいた時に落ちていたので精神状態は、マイナスから一気にプラスに移行する。

これが大きなふり幅だった。

到着日は、驚くほど食欲もでて良く眠れた。

旦那さんの状態は大差がないにも関わらずだ。

翌日、PCを開け今までのやり取りのメールをみた。

それだけで、一気にマイナスに落ちていく、食欲はない。

病院が見えてきただけでどんよりする。

ICUに到着するものの前かがみで真っ直ぐ立てない。下痢もとまらない。

旦那さんの脚は変わらず、それを見るのも辛い。

「エコー検査」を早くして欲しいと言って、モンスターになった。

部屋をで、婦長さんに「安定剤が欲しい、立っていられない」と要望したとき、ICUの入り口から義弟が入ってくるのが見えた。

涙がこぼれて、椅子に崩れ落ちた。

2度目のクラッシュだ。

病院の外で散々泣かせてもらって、スッキリしたのだろうか・・・・

これから来るであろう、いかなる状況にも対応するのは私しかいない、と腹を括ったんだと思う。

それからは、病室での寝泊りでの看病と、旦那さんに不安を抱かせないようにする事で精一杯。

必然と、先生への質問が沢山なされ、看護士さんや療法士さんへのチェックが厳しくなっていった。

モンスターが進化しだした形で、精神の均衡を保っていたと思う。

2週間後に旦那さんが自国に戻った後は、ベトナムの自宅で号泣した。

張り詰めた神経は、とがり切っていたらしく、堰を切ったように泣いた。



それから、旦那さんは順調に回復しているのに、私はへこたれていた。

私の疲れきった体は休みたいのに、振り切れた神経は休まらない。

当然、眠れない、食べれない、が約10日近くあった。

ゾンビの様相だ。

病気にはなれないので、とにかく食べられそうなものを流し込んだ。

こんなにインスタントラーメンを続けて食べたことはなかった。

見かねたメイドさんが優しいチキンスープを作ってくれた。

インスタント食品と彼女のチキンスープで生きていた。

ある日、友人Hが「もうそろそろ大丈夫?出ておいで。ランチに行こう」と無理やりにでも連れ出してくれた。

Hさんは、私をみるなり、「ひどいね・・」と一言。

単純な私は、友人に会えてちょっと気が晴れた思いだった。

俄然食欲も出てきた。

ランチを平らげ、帰宅。

夕方にはお腹が空いてきた!! その前まではなかったことだった。

体のこともほったらかしにしていたのに、Hさんに言われた。

「マッサージにでも行っておいで」

そうだ、その手があった。

家に来てもらって、マッサージを受けた。

その後、3時間も深く深く眠りこけた。

電話も聞こえていなかったようだ。

それから、少しづつ私の精神状態も安定しだし、人にも会う気持ちが出始めた。

今は、普通の状態ですごしている。



泣きたい時は泣いたほうがいい、でも一人より誰かにいてもらった方がいい。

断然、誰かの前で泣くことをお勧めしたい。

自分に合った人の前で泣くのがいいんだろう。

泣かせてくれるなら、そうした方がいいね。