滋賀教区浄土宗青年会さまによる米一升運動にて集められた近江米の配布会と、浜〇かふぇ「芋煮交流会」が、いわき市にある「楢葉町 上荒川応急仮設住宅団地 第3集会所」において開催されました。
滋賀浄青さまは東日本大震災以前から「米一升運動」を展開され、関西のフードバンクなどに集められたお米を定期的にお届けなさっています。
東日本大震災以後は、被災地へもお米を届けたいとの思いでより多くのお米を集められ、昨年末にいわき市の仮設住宅において「お米配布会」を浜〇かふぇと共に開催されました。
また、今夏の「ふくしまっ子Smileキャンプ」においても、琵琶湖畔での野外活動にボランティアスタッフとして大勢のご協力をいただきました。
本当にお世話になっており、心強い存在です(^^)
今回、滋賀浄青さまと浜〇かふぇが互いに連絡を取り合い、「近江米配布会」と「芋煮交流会」とを共同で開催する運びとなりました。
滋賀浄青さまは、滋賀教区の浄土宗のご寺院さまにお声掛けして本当にたくさんの近江米を集められ、その量はなんと約3.5トン!
そのうち今回は福島へ約1.4トンを前日に一日かけて自ら運送してきてくださいました。
浜〇かふぇでは、お米配布の方法を自治会長さまや行政からの連絡員さまと相談させていただいたり、芋煮交流会の資材や食材の手配などをされたりと、事前準備を進めておりました。
前日夜に滋賀浄青さまと浜〇かふぇとの事前ミーティングを経て、当日を迎えました。
当日は冷たい風が強かったものの快晴で、朝から準備が忙しく行われました。
今回の配布会&芋煮会では、大勢でわいわいお喋りしながら準備にも参加して交流を深めていただきたいとの思いから、住民の皆さんにもお手伝い芋煮や近江米を使ったおにぎり調理のお手伝いをお願いさせていただいたそうです。
午前9時頃になると、会場の集会所には続々と住民の皆さんがお集まりになり、お米研ぎから炊飯、わかめむすびのにぎり作業、芋煮食材の洗浄・カット、芋煮の味付け、洗い物など本当にたくさんの方がお手伝いしてくださり、スタッフの出る幕がないくらいでした(^^)
スタッフはテントを張ったり、テーブルを準備したり、ドリンクを作ったり、住民の皆さんと一緒にお話をしながら楽しく作業させていただきました。
また、滋賀浄青さまは薪ストーブ3台を駆使して焼き芋を焼いてくださり、100本用意したさつまいももあっという間に無くなってしまうほどの人気でした♪
午前11時過ぎには芋煮汁とおにぎりが住民の皆さんに振る舞われ、本当に寒い中、150名程の方が集会所や集会所前の広場に集まって、芋煮で温まりながら交流されておりました。
芋煮・焼き芋・おにぎりをお配りする滋賀浄青奥村会長と浜〇スタッフ。
外の様子。本当に数えきれないほどの人出でした!
正午になり、近江米の配布会が始まりました。
芋煮・おにぎり・焼き芋を食べ終えた皆さんに、滋賀浄青の皆さんから直接手渡され、皆さん心から感謝の気持ちを伝えてくださりました。
今回お配りさせていただいた近江米。
滋賀浄青の皆さんが、集められたお米を一つ一つ丁寧に袋詰めしてお持ちいただきました。
本当に大変な作業だったと思います。
お米配布会&芋煮交流会も無事終了し、一通り片付けが終了したところで、滋賀浄青の奥村会長にご挨拶いただき一本締めにてお開きとなりました。
滋賀浄青会さまは災害復興宮城事務所経由で全国浄土宗青年会主催別時念仏会が開催される岩手県陸前高田市へと向かいました。
滋賀浄青の皆さん。記念の1枚♪
震災・原発事故という本当に辛い出来事が起こってしまったけれども、この日、この場所で楽しく様々な方々と貴重なご縁を結ばせていただけたことに感謝、感謝、感謝の一日でした。
お手伝いいただいた上荒川応急仮設住宅の皆さん、そして滋賀教区浄土宗青年会の皆さん、お米をご喜捨いただいた滋賀教区のご寺院様、その檀信徒の皆様、浜〇かふぇの皆さん、本当にお疲れ様でした。
改めてありがとうございました!