こんばんは、マッケンジーです。

さて、賢明な救助活動、支援活動が今も全国で行われています。

そこで、被災者の皆さんのみならず、支援をしようとしている皆さんに気をつけて頂きたい事があります。

それは詐欺です!



どの災害でも、この詐欺行為は被災地で多く見かけます。

被災者にさらに追い討ちをかけ、弱者から大金を巻き上げる卑劣な行為と言っても過言ではありません。

そして、現在、懸念されているのが、義援金詐欺です。
被災者のみならず、善意で助けようとする人々から大金を巻き上げようとしているそうです。




記録的な大雨や大地震で大きな被害が発生したり、難病で多額のお金を必要としている人がいると、何とか力になりたいと誰もが思うものです。

そうした人たちから義援金を募る団体がありますが、なかには人の善意を利用してお金をだまし取る悪質な団体がいるのも事実です。


その義援金詐欺にはいくつかのパターンがあります。

①街頭募金詐欺



駅前など人通りの多い街頭に立ち、「被災地のために」「難病で苦しんでいる赤ちゃんを救うために」などと嘘を言って、通行人からお金をだまし取る手口です。

特徴としては、具体的な金額を決めないことで「少しくらいなら……」と通行人に思わせ、少しずつお金を集めていくのが挙げられます。


見極め方や対応としましては、まずは街頭募金をしている団体の活動実態を調べてみましょう。

真っ当な活動をしているのであれば、多くの人から信用を得るために、

「どのような場所で義援金を集めているのか」

「今後どのような場所で募金活動を行うのか」

「集めた金額はいくらで、何に使われるのか」

などをウェブサイトやSNSで報告しています。

特に今はSNSが普及していますので、より多くの協力者を集めるために告知をして行うのが多いです。

もし聞き慣れない団体名で、少しでも怪しいと思ったら募金しないのが賢明でしょう。

②訪問型詐欺




自宅に直接訪問し、義援金を依頼する手口です。

ターゲットに「あそこが言うなら大丈夫だ」と信用させるために、公的機関やNPO法人、大手企業を名乗るのが特徴。2018年7月には静岡県で、SBS(静岡放送視聴者センター)を名乗る2人組の男が、「西日本で起きた豪雨災害の義援金」の名目で戸別訪問してきた、という事件が起きました。


また募金者リストを見せながら「近所にお住まいのAさんやBさんは、○○円出してくれました」と話し、断りづらくさせるのもよく使われる手口です。

なかには、銀行の職員を装い「義援金を被災者に送るには特別な口座を作らなければいけない」などと言って、その手続きのために通帳やカード、印鑑などを渡すように求めてくることもあります。
また、グッズを売りつけてその売り上げを義援金と言ってくる詐欺師もいるそうです。


対応策としては、公的機関が義援金を集める電話をかけたり個別に訪問してくることはありません。

また町内会・自治会費などを通じた募金の強制も、違法に問われる可能性があります。

いずれにせよ、もし募金の意思がある場合であっても訪問には応じず、別の手段での寄付を検討したほうが安全です。


③電話型詐欺



電話で振り込みを依頼するパターンです。

有名なボランティア団体や公的機関と紛らわしい団体名を名乗り、「義援金を集めるために電話した。金額は気持ち次第だが、数十万円単位で振り込んでくれる人もいる」と言って、公表されている口座とは別の口座に振り込ませようとしてきます。

加害者によっては、いち早く被災地に現金が届けられるという名目でプリペイドカードを購入し、その番号を通知するように指示することもあるそうです。

会話の中で家族構成や名前、年齢など個人情報を盗み出そうとしてくるケースもあります。これも要注意です。


対応としては、これも電話で募金を促す団体や行政はありません。
おかしいなと思ったら電話を切りましょう。

他にもメールやインターネットなど様々です。

怪しいとおもったら、調べることも必要です。

幸い、今はスマホで直ぐに調べることも可能です。



そして、DARSTではこのような募金活動を一切行っておりませんし、おそらく今のところやる予定もありません。
その募金をする時間は被災地で直接役立てたいと思います。

もし、今後募金活動を行う事がある場合は、事前にこちらのブログで広報いたします。

被災者や善意を狙った詐欺にご注意ください。

DARSTでは、現在、このような犯罪対策として、警戒犬をパートナーとし、街の防犯パトロールや、犯罪抑制活動、負傷者の救助活動をしている団体「K9 F.A.S.T」と連携して情報交換を行なっています。



被災地だからこそ、犯罪が助長される事があります。災害にも被災地の防犯にも強いチームを目指していきます!