財布のブログ
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財布が世の中からなくなる日

少し前の話になりますが、先日「市中への流通を目的とする一円硬貨が2012年は1枚も製造されなかった」というニュースが報道され、ビックリした方も多いのではないでしょうか。 一円玉に関して言えば、製造されなかったのは2年連続。五円と五十円に至っては、3年連続で製造が見送られたとの事。


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原因のひとつとして、電子マネーやICカードの普及が挙げられていますが、たしかに駅やコンビニはもちろん、カフェやスーパーマーケット、タクシーなど、あらゆる場所で小銭を出さずにピッと簡単に決済ができるようになりましたよね。 こんなニュースを耳にすると、「いずれ硬貨や紙幣がなくなり、財布が不要な時代がくるのではないか」なんて想像してしまいがちですが、実際のところそれはずいぶん遠い未来になるのではないかと思っています。


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例えば、「昨日立替えてもらった500円」を、私から友人に電子マネーで返す、ということは、現在のところは不可能ですよね。※ネットバンキングで振り込む、という方法もありますが、その場で今すぐに返す、ということはできません。結局は振り込まれたお金を「引き落とし」て、電子マネーにチャージしなければならないのですから 電子マネーやICカードは、商店や交通機関、銀行などとのやり取りは可能ではあっても、個人間の金銭の受け渡しはできないのです。


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それができるようになる、というのは、今のように特定の機関とやり取りをしたり、モノの購入を介してやり取りをすることとは全く別の次元の話であって、そう考えると、世の中からお財布がなくなる日というのはまだまだ先の事のように思えるのです。 その他にも「紙幣・硬貨がなくなる日は遠い」と思う理由はあるのですが、話が長くなりますのでまた別の機会に。


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タンニンなめしの魅力

以前にも革のなめしの種類を簡単にご紹介しましたが、その中でも「タンニンなめし」にスポットライトを当ててみたいと思います。


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「革」とは、生物の皮フを腐敗など変質しないように加工した状態のことを表します。
タンニンなめしとは、科学薬品を使わずに、植物に含まれるタンニンを利用して、皮フを皮革に加工する方法のことを指します。
タンニンと言うのは、いわゆる「しぶ」のこと。身近なものだと、お茶、ワインや柿渋などに含まれている、あのしぶです。タンニンにはコラーゲン成分を結合させる働きがあり、それによって皮の組織が固くなり、性質が安定するのです。
そのため、タンニンなめしのレザーは、クロームなめしのレザーと比較すると、固くしっかりとしたコシのある手触りで、なめらかさやしなやかさはあまり感じられません。


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ところが、タンニンなめしのレザーは科学薬品を使っていないため、日焼けや酸化により変質しやすく、油分や水分も吸収しやすいという特徴から、使えば使うほどにしなやかさや艶が増していきます。この「経年変化(エイジング)」こそが、タンニンなめしレザーの一番の楽しみ。
つまり、手に入れた直後は、まだまだ未完成の子供の状態であり、あなた自身の手で完成させるレザーアイテムとも言えるのです。


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このように堅牢な質感や、「革を育てる」という楽しみ方から、男性の愛好者が多く、メンズアイテムに用いられることが圧倒的に多いタンニンなめしですが、近年ではエコの観点※からもこのなめし方法は見直されており、レディースアイテムでもよく見かけるようになりました。
※タンニンなめしは自然の原料を使っているため、薬品を使うクロームなめしのように、なめしの過程や焼却時の有害物質が出ない加工


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タンニンなめしは非常に手間のかかる加工方法であり、またその時の気候や原皮の状態によって革の仕上がりが微妙に異なってくるため、安価に同じものを量産するということには向いていません。
なので、出来上がったアイテムひとつひとつも、それぞれ違う顔を持っています。
そして、育てる人(持つ人)が違えば変化の仕方も違ってきます。
全く同じアイテムを買って、育て比べをしてみても、面白いかもしれませんね。


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生きたお金の家、財布。

新年あけましておめでとうございます。

年が明けると初売り、福袋、冬物クリアランスセールと、お買い物気分もグッと高まってきます。
そんな中、新年に買い替えると良いと言われているものが、お財布ですね。

※過去投稿「春財布」参照


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良いお財布、特にブランド物のお財布を購入すると、とかく長く長く使おうとしてしまいがちですが、
以前お話ししたようにお財布にも寿命があるのです。

お財布の寿命は1,000日。それ以降は運を寄せ付ける効力は切れてしまうのだそう。

毎日着替える洋服や靴、バッグと違い、ほとんどの方が基本的には毎日同じものを持ち歩くわけですから、よりこまめに取り換えてあげる必要があるということなのでしょう。


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お金も感情をもつ生き物だ、とよく言われます。

おそらく、人間の手を渡り歩いている間に、それぞれの人の想いや業を背負い続けているうちに、感情を持つようになったのでしょう。

ですから、それはまるで自分の大切な友人かのように、丁寧に気を使って扱ってあげなければいけないものなのです。

そんなお金がしまわれるお財布ですから、ボロボロの状態になる前に定期的に新調し、常にきれいな「家」として保ってあげることが望ましいのでしょうね。


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もちろん、お財布自体を新しくするだけでなく、次回の出番が未定のポイントカードたち、ぎっしりつまったレシート類、いつの年にひいたかも覚えていない初詣のおみくじやお守りなどはキチンと破棄・整理をすることも大切。

また、お札をしまうときにも、きちんと揃え、不自然に折れ曲がったりしないように、丁寧に丁寧に入れてあげましょう。

友達を大事にする人には友達が多い、それと同じように、お金を大切にする人はお金に好かれ、自然と集まってくるものなのかもしれませんね。


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