白き華      ―少女の14年間の日々

―私はまだ、この世界にいるのかな?

まだ、皆、私を見ていてくれているのかな?

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第一章

私の劇症肝炎の症状が出たのは、小4の時だった。



「母さぁーん。頭痛いー、そしてだるいー。」

『馬鹿は風邪をひかない』というが、あれは絶対嘘である。

だって、学年一、馬鹿な私が風邪をひいたから・・・・。

「あらあら。それは困ったわねぇー。」

お気楽な母さんは私に対して、やっぱりお気楽に返してくる。

「だから、今日学校休んでいい?」

「頭痛薬飲んでいけば、どうにかなるから学校行きなさい。」

「えー。」

いつもなら「分かった」とあっさり言う私だが、今日は言う気がしない。

「んー。」

「悩まない!!!!」

「えー。じゃあ、いってきまーす。」

「いってらっしゃーい。」

母さんが玄関から笑顔で私を見送る。

ある意味怖い。







*








「はよー。」

「梓だー。おはよーう。」

「今日だるいわー。」

「大丈夫??何で休まなかったの?」

「まぁ、いろいろあって。」

「ふーん。」

友達は納得すると、私の後に来た友達一人一人に挨拶をし始めた。





―いつもなら私もするだけどなー。

今日はやる気がしないからやめておこう。

序章

あなたは劇症肝炎という病気名を聞いたことがありますか?

たぶん、殆どの人がそれを聞いて「何それ?」とか「知らない」と発するでしょう。



劇症肝炎というのは、幼い子供から年老いた人までなる病気で、この病気にかかってしまうと、80%の人が死ぬ恐ろしい病気―。






何で、ここで劇症肝炎という言葉を出すかって?

その答えはただ一つ。





私自身が劇症肝炎だから―。








*