前の記事に引き続き、父の話ですが・・・
今日6月22日は父の命日でした。
4年前、私たち夫婦の結婚3周年をとても喜んでくれていた、その翌々日の急な事でした。。
前日の21日は夏至でしたが、その夏至に向けて家の中も断捨離していました。
季節の節目毎(春分、夏至、秋分、冬至)に、物や心の中、様々整理していくことの大切さは、Eineヒーリングルームでの学びで知りました。
その断捨離中の先日、ひょんな所から父からの手紙が出てきました。
(ほんと、ひょっこりでてきた、という感じです)
それは、私が大学2年間が終わる頃に届いたもので、当時私は、梅林が近くにあるアパートで一人暮らしをしていました。
父の好きだった竹久夢二、その絵ハガキに父の特徴のある字が書かれていました。
「・・・(略)・・・
今咲いている梅の花、ようく匂いをかいで忘れないように。
また20年経った時も同じ匂いがするはずだ。
・・・(略)・・・
4年間の半分が過ぎたが、悔いはなかったかな。
まだ半分残っているぞ。
そして長い人生もある。
有意義な立派な志を持って、また明日へ向かって元気に行くこと。
・・・(略)・・・」
最後の方は、いつも周りを笑わせてくれた父らしい、ユニークな口調の文章で締めくくられていました
この手紙をもらった時は、20年後ってまだまだ先だなぁ、全く想像できない!!
と思っていたのを覚えていますが、消印をみたら1997年2月・・・
そう、ちょうど20年前
この手紙を20年前に受け取った時も、思わず涙ぐみましたが。
再び受け取った20年後の今は、号泣しました。。。
今住んでいるアパートの隣りも、梅林です。
今は梅の花の季節は終わり、梅の実の季節ですが、今年は不思議と梅の香りを敏感に感じていました。
アパートに帰ってくるたびに、この梅の花や実の香りが、ぷーんと香ってきて、出迎えてくれているようだったのです。
梅の花や実って、こんなにいい匂いだったかな!!??
なんかすごーくいい匂いー
この手紙が出てきて読んだ時に、その理由がわかった気がして、また気持ちがあたたかくなりました。。
いつも見守ってくれているんだな・・
私たちはいつも見守られているんだな・・
なんともいえない安心感がわき上がってきたのでした。。。
あまりに梅の香りが今年は気になったので、初めて自分で梅ジュースや梅酒を作ってみました
(毎年、お義母さんが作るのを、手伝っているだけだったのです)
梅ジュースは今ももう飲んでいますが(梅だけにうめぇ~です、はい)
梅酒ができあがるのも楽しみです
明日へ向かって元気に行くこと
父からの20年ぶりのメッセージ。
ちゃんと受け取って進んでいきたいなと思います