広島県尾道市の歯医者さいだ歯科医院の齊田健一です。

 明日、9月21日は敬老の日である。私の住んでいる新浜では毎年日比崎地区社会福祉協議会が75歳以上のお年寄りに日比崎小学校6年生の生徒さんのお手紙を添えて1人1,500円分の商品券を配ってくれる。私も家内もありがたく頂いた。

      

歯科医院のある三成地区では今は判らないが、以前私が町内会の役員をしていた頃はお年寄りによる歌や踊りなどの演芸大会が小学校の体育館で催され、出席されているお年寄りにお弁当が配られ、欠席した場合は各家庭までお弁当を持って行っていた。

 ところで先日9月16日の中国新聞に100歳以上の人が10万人を超えたと報道されていた。そして女性が9万4298人で87.6% 男性が1万3379人で12.4%を占めているとのこと。

     

それにしても調査を始めた1963年にはたったの153人しかいなかったのに驚くほどのスピードで毎年増え続け長寿になってきたことがわかる。まさに人生100年と言われるのに納得。

平均寿命は女性が87.33歳、男性が81.35歳とのこと。女性の方がやはり長寿であることを示す数字である。私は両親がどちらも88歳で旅立ったのでそこまでは生きていたいと思う。

       

 さらに7月16日の中国新聞一面トップは『「老々介護」75歳以上同士37% 単身高齢者最多933万人 25年厚労省調査』の見出しが出ていた。

その中で同居する配偶者らが在宅で介護する世帯の内、介護を受ける人と世話をする人が共に75歳以上の割合は37.1%に上った。22年の前回大規模調査から1.4ポイント上昇し過去最高だった。また65歳以上の高齢者で1人暮らしのひとは933万人を超え、過去最多を更新した。人口が多い団塊の世代が75歳以上になり「老老介護」が一段と深刻化。介護疲れによる共倒れや単身者の孤立が課題になっており、支援体制の充実が急務となる。』と書いてあった。

 私は家内共々団塊世代の75歳以上の二人世帯である。まだ介護保険は利用していない。何とか自立しながら生活をしているが最近お互いに動きが鈍くなったと感じている。特に家内がよく口にするようになった言葉に、「お父さん私が先に逝ったらどうするの、家のことは何にもできないでしょう」と言われる。昭和の典型で「男は仕事で金を稼ぎ女は家庭を守る」というやり方でやってきている。そのため私ができる家事はほんの僅かで、お風呂を入れること、自分の部屋の掃除、トイレの掃除はできる。数年前に家内が膝関節の人工関節置換術を受けて入院後、食後の後片付けとして茶碗、皿や鍋の洗い物はするようになったがそれ以外は殆どしない。電子レンジも温めくらいしかできないし、電気釜でご飯を炊くのも水加減を知らない。

一軒おいて隣がスーパーなので夕方遅くなっていけば値引きされた弁当などがあると思っている。しかし毎回そんなものでは体に悪いので少し炊事ができるようにしなくてはと思うがなかなか一歩が踏み出せない。ホウレンソウなどの野菜を洗ってゆでて切って鰹節をかけて食べることは出来る。カレーライスも多分作ることは出来る。しかし料理のレパートリーを増やすことは大事だと思う。そろそろ家内に頭を下げるかな。

 最近「看取り難民」という言葉を聞いた。2030年には41万人が「看取り難民」になるとのこと。介護施設や介護職員の不足などが上げられている。

尾道市には7つの地域包括センターがありその中に各圏域ネットワーク(医療・介護連携)会議が組織されている。北部圏域は一番広い範囲(美ノ郷町、原田町、御調町)をカバーしている。私は副会長を拝命しているが、来月9日にこの会議が開催される。そこでのグループディスカッションのテーマが今回は「看取り」である。よく勉強してこようと思う。