急登からブッシュ尾根を通り遂に目の前には笈ヶ岳

距離はまだ少しある・・・

 

 

ここから一般的には冬爪山を越えていく稜線のコース

ただし冬爪山にはナイフリッジがあると聞いていたので私は相棒に無理を言って

冬爪山を通らないトラバースルートを歩いてもらった

このルートは道迷いが起こりやすく

また相棒もここを歩いたことがなかったのでどんな場所を通るのかは知らなかったが

幸いにもしっかりしたトレースがあり別の人も歩いていた

 

 

ところがこのコース せっかく登った場所からどんどん下り

再び稜線まではかなりの標高差を一気に登らなければならないコースだった

 

 

多少怖くても冬爪山を慎重に通った方が時間的には楽だったはず💦

今この場でお詫びします「スミマセンでした・・・」

でも登らないと着かない 登れば着く!

 

 

稜線にたどり着くと目の前には笈ヶ岳が♪

一番左の黒いピークが山頂だ

 

 

しかし再びぐぐっと下ります

 

 

そして県境稜線を目指して慎重に歩く

 

 

ここまで来れば山頂は近い

 

 

笈ブルー

ところが空に向かって登っているときに異変は起きた・・・

左ひざの後ろが攣った

ストレッチをしてみたら治った💛

と思ったら今度は右が攣る・・・

これは半端ない痛み・・・

ちょうど上から降りてくる人がたくさんいたのでゆっくりストレッチ・・・

「もし治らなくても痛くてもここまで来たんだから絶対山頂へは行く!」そう心に決めた

 

そしたら気持ちに余裕ができたのか痛みがなくなった💡よかった~

 

 

手前にあるにせピークも越え目の前にあるのは笈のみ

 

 

大笠山のフカバラノ尾根

あのルートもきついが今日のこのルートはやはりなかなか経験できないルートだ

 

 

『藪の殿堂』の名にふさわしい笈ヶ岳の山頂

 

 

山頂への入り口がまたそれっぽい💛

藪をかき分け・・・

 

 

遂に一度はこの目で見てみたいと思っていた笈ヶ岳の山頂標識

 

 

三等三角点

疲れてしまってご飯もあんまり食べたくなかったけど何か食べないと・・・とおにぎりを押し込む

 

 

隣には大笠山がでーーーん!

田中陽希さんはここを藪こぎしてきたのか・・・お疲れ様です

 

 

後から登ってきた元気な富山のお父さんたち

 

 

せっかくなんで登頂証拠写真を写していただきました♪

名残惜しいですがあまりのんびりしているわけにもいかず12時山頂を出発

 

 

まずはにせピークへの上り返しから

このあたりで遠くに雷鳴が聞こえ始めぽつりと雨粒が当たり始める

 

 

急に空が暗くなったのでレインウェアを着ると雨ではなくアラレが降り出した

 

 

帰りは冬爪山を通って帰ろうと思っていたけれど

風が強くアラレも降ってきたので安全策で再び巻き道へ

 

 

帰りのこのルートは大正解だった

がーーーっと下って緩やかに登り返すとシリタカ山と冬爪山はトラバース

アラレも止み空が再び明るくなってきた

 

 

振り返って最後の笈に「登らせてくれてありがとう」

 

 

心配していた最後の急坂は雨が降らなかったので乾いてた♪

それでも足が疲れているので慎重に下りていく

 

 

 

自然探索路にはスノーブリッジも残ってました

 

11時間にわたるハードな山旅・・・

ツラかった思い出も終わってみれば楽しい思い出に💛

もしももう一度登りに行くことがあればその時は冬爪山ナイフリッジを越えていきたいな

石川県に住んでいて山に登っている身としては一度は登ってみたかった笈ヶ岳だったので

今回の山行はちろん筋肉痛も半端なかったけど満足度も半端なかったよ