さて、「民主的に世界征服をしましょう」と、なった場合ですが、これには非情に長い時間を要します。

 

長い時間を要しますし、苦労しますし、そもそも組織の主要メンバー全員に以下の要素が必須となります。

・不老不死

・一世紀以上の時間がかかっても折れない精神力

・世の中の変化に柔軟に対応できる順応性

ではそれぞれ説明します。

 

・不老不死

まず、主要メンバーは不老不死である必要があります。

なぜか?

民主的に世の中を変えていくのは長期戦です。

そして、それは「政治的に」という意味でもあります。

ニュースとかを見て、「世の中の政治」(特に日本)を見ているとわかると思いますが、基本的に、世代を重ねた政治家は、

馬鹿

です。

基本的に政治家ではなく、「政治屋」です。

同じ意味で「宗教屋」もいます。

すなわち、世代交代が行われることで、父親などが抱いていたであろう政治的な思想などは全く引き継がれず、政治の舞台で、利権を貪るだけになります。

よって、初代が最初から最後まで一貫して行う必要があります。

 

・一世紀以上に渡って折れない精神力

民主的に世の中を変えていく場合、途方も無い時間がかかります。

「民主的に」進めるのであれば、当然武力を用いるのは最終手段です。

途中で

「無理」

と、投げ出さない精神力が必要となります。

 

・世の中の変化に柔軟に対応できる順応性

時間が長くかかれば、当然、意識の変化、状況の変化が起きていきます。

これが独裁国家なら問題ありませんが、今回はあくまで「民主的に」です。

そもそも独裁国家の場合には、独裁国家らしく、全てを力押しで押さえつける為、往々にして失敗します。

民主的に進めるのであれば、「世代交代するフリ」は必要で、偽装家族も必要です。

加えて上がってくる民主的問題と法的措置。

あらゆる問題に、「その時代に応じた対応が必要」となります。

また、一党独裁状態は政権的に腐敗が進むので、たまに政権交代も必要です。

複数の政党で持ち回ることも必要ですね。

 

精神論や根性論で世の中を押さえつけようとするのは無理です。

昭和生まれの、定年過ぎた老人には、典型的な精神論と根性論が存在します。

それがどれほど無価値で無意味でどうしようもない妄想か気づかない人は、100年経っても200年経っても変わりません。

言ってしまうと二次大戦中の軍人気質ですね。

「根性と精神でどうにかなるだろう論バンザイ」

ってただの馬鹿ですよねw

 

そういう人間にならないために、常に考え、新しいことを吸収して、改善していく姿勢が必要です。

それくらいのこともできないと、世界征服しようという組織の上層部には君臨できませんし、さらに移り変わる時代に応じた機器にも柔軟に対応できなければなりません。

使いこなせなければ先々何もできなくなりますから。

 

要するに、ここ数十年の移り変わりに対応できないようでは民主的な世界征服というのは無理ということです。

 

 

つづく