公式サイト http://www.sonypictures.jp/movies/spider-man3/index.html


初日に観に行ったというのに、レビューは今日。

まあ、遠慮無く書けるってことで良いとしますか。


「スパイダーマン3」は、1からの複線をすべて解決してまとめ上げた感じ。第一部完といったところでしょうか。



ストーリー


世間に認知され、人気者のヒーローとなったスパイダーマン。

恋人MJとの仲もうまくいき、プロポーズしようとしている。


一方MJは仕事があまりうまくいっておらず、ピーターに相談しようとするのだが、いい気になっているピーターは聞く耳持ってくれない。


そうして二人の間が少しずつすれ違っているとき、ピーターの伯父さんを殺した真犯人がみつかる。



以下ネタバレ


とにかくピーターの調子ののりっぷりが、痛々しい作品。


最初はちょっとだけ調子に乗っているだけだったのが、MJと別れてから一気に加速するあたりでは、


こいつは頭がおかしいのか?


と思ったほど。


いくら子供向け映画とはいえ、そこまで調子に乗らないと、アメリカ人にはわからないのか?と、ツッコミ入れました。

でも考えてみたら、日本のアニメや戦隊物でも、主人公の慢心ぶりがはなはだしいことってありますね。


メガネもコンタクトも忘れるという、痛恨のミスをしてしまったので、ご自慢のとってもとってもお金がかかっているCGに感動することはできなかったのですが(^^;)、おそらくちゃんとした目でみれば、砂の一粒一粒がすごかったんでしょう。


正直サンドマンは、


いったい何しに出てきたんだ?

つーか、頭悪すぎ!


としか思えないのですが、哀愁を含んだ彼のテーマ曲はよかったです。

子供のために復活するという設定も、いいですね。


一度スパイダーマンに取り憑くことによって、その特殊能力を吸収した宇宙生物ヴェノムは、スパイダーマンの能力の一つであるスパイダーセンス(超感覚で、危険を察知する)が効かないんだそうです。

だからスパイダーマンにはヴェノムの動きが読めず、ぼこられほうだいだということですが、


わたくしそんなことは、先日ラジオの映画解説を聞くまで、まったくわかりませんでした。


スパイダーセンスがきかないことはおろか、スパイダーマンの能力を吸収したってこともよくわかってなかったです。

メガネを忘れて集中力に欠けたせいか?と相方に聞いてみましたが、相方もスパイダーセンスうんぬんは、気付かなかったようですよ。


ピーターの慢心ぶりをあそこまで描写している尺があるなら、ちっとはヴェノムの能力について描写したらどうなんだと。


せめて、


「!!スパイダーセンスがきかない!!」


といった台詞の一つは欲しかったです。



文句ばっかりいってますが、娯楽映画としてとっても良かったと思います。

映画版「スパイダーマン」最大の欠点、


みんなのあこがれのはずのヒロインが、キルスティン・ダンストであること。


も、今回は2よりもさらに可哀想な目に遭っていますので、まったく気にせず観ることができると思います。


相方が、「死ねばいいのに」って一回しか言わなかったぐらいですから(笑)