ストーリー


ペリカンが人間に変身し、人間界のことを学ぶうちにすばらしいことだけではないことを知る・・・。



アホだ。

きっとアホな話だ。


いや、ファンタジーにアホとか言っちゃいけないのだが、ファンタジーどうこう言う前にそれはどうだろう?と大人じゃなくてもツッコミを入れてしまいたくなる作品だ。


が・・・・・・・


ペリカンの生態を知りたくて借りてきてしまいました!


結構面白かったです( ̄▽ ̄)



以下ネタバレ


おそらくペリカン役の俳優さんのペリカンっぽい演技が面白いのでは?と借りてきたのですが、それはその通り(^^)生ペリカンはわざと出さない演出でしたが、それでも動物好きにも十分楽しめる作品でした。


そして、ペリカンくんは途中ある女の子に恋をするのですが、それが白鳥の湖のオデット役をやっているバレリーナなのですね(^^)

人間の振りしていても鳥だから、鳥っぽい人間が美しいと思ったようです。そこもユニークでした。


彼女との絡みでは、「それはツルの恩返しかよっ!」とつっこみ入れてしまった大爆笑シーンが見物です。

いや、悲しいシーンだから、笑っちゃ駄目なんだろうけど(笑)


ペリカンくんが劇場に勤めるので、私の好きな劇場の舞台裏が見られて、楽しめました。私はその点でもこの映画への評価がぐんと上がったのですが、これはお好きじゃない人にはどうでもいいと思うんで、人によるでしょうか?


この作品は、人間にばけたペリカンくんと、ペリカンくんを一目で見抜いてしまう純粋な少年と、ダブルヒーローになっているのですが、「人間ってすばらしいよ!!!」と芸術や機械技術や美しい女性にふれて人間界を賛美するペリカンくんと、パパとママが離婚して田舎のパパの家を離れてままと二人で都会に引っ越してきて孤独を感じるシビアな現実世界を生きる少年の対比がすばらしい。


それにしても、これフィンランドで作られているのですが、フィンランド人っていい人ばかりですねえ(笑)


人口が少ない上に国土が広いから、犯罪とかもかなり少ないらしいのですが(オマケに労働意識はさほど高くはないらしい。たくさんもうけるよりも、のんびりしたいらしいです)、どう考えてもちょっと頭のおかしな人にしか見えないペリカンくんを、ただで劇場に入れてあげたり仕事を斡旋してあげたりしてます。


人間界のすばらしさに素直に感動していたペリカンくんも、そのうちキタナイ部分を知ってしまうことにより、だんだんと自分というものを悟っていくのですが、ラストのシビアさ加減はちょっとびっくりです。


これはおそらく、フィンランドという土地柄(田舎)のせいだと思うのですが、


所詮獣(鳥)は獣(鳥)人間とは違う。


っていう、ある意味「今までのはなんだったんだ?」と思うぐらいの救いがない(身も蓋もない)ラストになっております(^^;)

同じく田舎育ちの道産子な私には、作者の言いたいことが解って納得できる終わり方ではあったのですが、都会育ちのお子様達にはちょっとどうかな?と。


ただ、フィンランドの景色は美しいですし、お子様への教育という意味でも良いのではないかと。

得に自然や動物とあまりふれあうことのないお子様方には、是非とも観てもらいたい作品です。


でもラストで泣かないでね(笑)



原作は児童書で、「ペリカンの冒険」

レーナ クルーン, Leena Krohn, 篠原 敏武, 秋山 幸代
ペリカンの冒険

って本らしいので、今度図書館で借りてきます(^^)