スクラップブックは、「C級映画を語ろう会」なのですが、一応自分としては、マイナーでC級ながらも、見る価値のある映画を紹介しようと思っていたのに、今回紹介する映画は、最低映画です。

パリ・オペラ座のエトワールが、事実を元に作られた作品の主演をするということで、興味を引いたこの作品。

キャッチコピーは、

死ぬまで踊り続けたい。

で、そりゃーもう、「アラベスク」の第二部のマチュー(違ったかな?)みたいに、死の恐怖と戦いながらも、立派に踊り続けるっていうのを実話で見せてくれるんだろうな~と思ったのですが・・・・

嘘をつくなーーーーーっ!!!!!!

いや、パッケージや解説を作った人が悪いんですけどね(--)

この映画は、癌という避け切れない死をもたらす病に立ち向かい、克服する話ではありません。

死ぬのは仕方が無いにしても、精神的に、死を克服する話だと期待したのですが、正反対でした。

癌を患ってしまった本人も、その夫も、全てにおいて負け続け、負けっぱなしでおわるという話です。

エトワールのマルゴは、人生の絶頂期に末期癌を患ってしまう。

周囲は癌であることは告げ、末期であるということは隠していたが、マルゴは自分の死を悟り、「死ぬまで踊り続けたい」から周囲には秘密にしていてくれと、言う。

(ここまでは感動的です。ここまでは)


しかし彼女は、何も知らない娘のわがままに苛立ち、娘にひどい八つ当たりをし、夫には「自分が死んでも、私だけを愛していて欲しい」という嫉妬心から、娼婦を買えとか親戚と浮気しろとか、わけのわからない要求を押し付ける。

(だんだんついて行けなくなります。「本当のジャクリーヌ・デュ・プレ」 という映画の中でも、姉の夫とえっちさせてくれとか頼むシーンがあるのですが、この外人の感性が解りません)


わけがわからないまま妻の要求に従い、娘は親に預け、言うままに浮気をした夫は、そのうち麻薬におぼれ、ゲームではない本気の浮気にのめりこんでしまう。

(妻が病気で苦しんでいるのに、夫はヤクにおぼれるという・・・)


そしてついに余命が2週間にせまったとき、マルゴは「犬のように安楽死させてほしい。それとも、私には犬ほどの価値も無いの?」と安楽死を願い、夫は妻が明日にも死ぬってときに、相変わらず薬をやり、浮気をしていた

(「犬のように安楽死させて欲しい」という台詞は、心に響きました。この映画の中で、唯一すばらしいシーンであると思います)


そして結局、安楽死をさせるのであった。

ああもう、一言で感想を述べると、

外人の考えることは、わからねええええええっ!!!!!

特にフランス人っ!!!!

マルゴは一度は「死ぬまで踊りたい」と願うけど、体はだんだん言うことを聞かなくなってくるし、死への恐怖から、だんだん錯乱していきます。

それはわかるんだけど、愛している娘まで「いらつく」と、遠ざけるのが納得がいかない(--)

娘にビデオレターなんて残してるけど、でもさんざんあたりちらして、しかも自分が死ぬことも告げず、おばあちゃんたちのところにあずけてしまうし。

それから夫。

もともとの浮気は、精神が不安定になってしまった妻に仕掛けられたものだから、それはまだわかるんだけど、妻が成功しても死は避けられない手術をしている間、

麻薬→賭けビリヤード→浮気

ろくなもんじゃねえっ!!!

そしてまた、妻があと2週間でしぬっちゅーに、夫のやっていることといったらもうもう、

あおかん

(しかもめっちゃ人から見えそうなところ)


明日妻が死ぬかも?しかも浮気ばれちゃったじゃんって言うのにまた浮気(--)

そしてなにより情けないのは、

半年以下の間の話

だということです。

いやね、もう何年も何年も長患いしていて、いい加減疲れ果てているなら、浮気とかしても無理は無いかな~?と思いますよ。

看病って大変ですから。

でも、たかだか半年ぐらいの話で、しかも本当に寝込んだのは3ヶ月ぐらいだと思うのですよ(--)

それでああとは、あまりにも根性がなさ過ぎる。

なんかもう、日本の主婦にあやまれっ!って感じです。

なによりも、なんも知らん間にお母さんが死んでしまった子供。これがまたかわいそうで・・・・

子供の心理からしたら、一緒にいてあげたいのが普通だと思いますが。

そしてちゃんと、お母さんは死んでしまうけど・・・っていうのを、教えてあげるのが親ってもんでしょう。