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この映画の見所は、なんといっても衣装と美空ひばりらしい(^^;)


映画好きなので、それほど面白くない作品でも、ながらで観るとういことはないのですが(それやると、印象的なちょっとしたシーンとか台詞を見落とすから)、これはつまらなくて、本読みながら観てました。

まあでも、つまらないと私は感じましたが、こういう世界が好きな人もいると思います。

普通オペラとかミュージカルを映画でやるときは、舞台ではできない演出というものにこだわるものだけれど、この映画は、そのまま舞台でも実現可能な感じです。


多分、それを意識してやっているんだと思うんだけれど。


だからか、チャン・ツィイーと美空ひばりでお金を使いすぎたのか、登場人物が少なかったです。

その他大勢がまったくいなかった(--)


衣装を際だたせるために、水墨画の中に入り込んだような世界観を演出したそうなのですが、できれば実写でそれをやってほしかったのですが(笑)


絵かよっ!


と、つっこみいれてしまいましたがな(--)


確か黒澤明の「夢十夜」で、ゴッホの絵画の中に主人公を入り込ませるっていうのがあったと思ったのですが、それを思い出しました。


って、あの映画もつまらなかったな(--)


舞台美術のセットや絵、衣装の世界観は結構気に入ったのですが、あまり映画という感じがしなかったのが、どーにもこーにも。


新技術とか、芸術性を追求するのは良いのですが、映画って言うものがそもそもエンターテイメントである以上、観客置き去りはいかんと思うのですよ。


あれが舞台で観れば、そういうもんだと思ってみるし、その場の臨場感も相まって、感動できたと思うのですが。



そしてオペレッタというからには、もっと歌の上手な人を使ってほしかったな~。


チャン・ツィイーって、歌下手じゃないですか?(笑)


あれが彼女のテイストっていったら、そうなのかもしれないけど。薬師丸ひろ子の方が、よっぽど際だっておりました。


今レンタル中の「オペラ座の怪人」も、怪人の歌がへたくそで、ああ?とか思ったり。

(初めて観たよ。歌が下手な「オペラ座の怪人」)


最近のはやりなんでしょうか?歌が下手なのに、歌劇に出すっちゅーのは・・・。


ぜひとも吹き替えてください。「マイ・フェアレディー」のオードリーの様に。


そして気になったのが、この映画のウリの美空ひばりの歌声の再現。


狸御殿の歌を、合成で美空ひばりに歌わせているのですが、歌っちゅーもんは、もっと魂がこもってなきゃいけないんじゃないかい?


一音一音つぎはぎで作ったんだろうけど、それにしてはごくわずかな違和感しかなく、きちんと歌になっていたのはすごいと思うけど、歌は詩とメロディーに感情を込めて歌うもんであってその・・・・・ぶつぶつ。



と、さんざんこき下ろしましたが、チャン・ツイィーが、喜劇というあまり彼女がやらない役だったからか、とても楽しく演技をしているように見えて、好印象でした。


得にラストの、人間か狸かをカミングアウトするシーンで、「私は・・・」と、狸のお面をかぶるのですが、そこでもいたずらっぽく楽しそうに笑っていて、そんな彼女はみたことなかったな~と。


案外と、楽しいひとなのかもしれませんね。


何でこんな映画に出ちゃったんだよ~(--)と思ったのですが、喜劇をやってみたかったのかも?


チャン・ツイィーのファンの方は、観て損はない映画です。