6月26日(水)

ホテルの美味しい朝食をガッツリ食べて、再度陸前高田市へ。

来訪客が少ない穴場とも言われている、「広田埼、蛇ヶ埼」へ行こうと思って、

ナビを設定しても出て来ない。

住所で設定したら、とんでもない所の集落に入ってしまったり。

地元の人に聞いても「蛇ヶ埼」と言っても分からず。

ネットで見ると倒木で途中で通行止めとか情報もあり諦め。

黒崎仙峡とか案内があったので行ってみたが・・・。

 

黒崎仙峡から海岸沿いの一般道を走ると、高いコンクリートの堤防が。

ただ走っていると直ぐそこが海とは思えない。

 

陸前高田市の中心に戻って「市立博物館」へ。

博物館の屋上から海を眺める。この湾に津波が押し寄せてきたのだ。

 

陸前高田市から気仙沼に戻って「気仙沼大島」の「龍舞埼」へ。

最南端にある島を代表する景勝地の一つだ。

クロマツ林の中には遊歩道が整備されているが、

階段あり、上り下りの連続の遊歩道、息切れしそうだ。

途中でここまでで良いかと思いながら歩く、汗も掻いてきた。

遊歩道を進むと岬の先端に「龍舞埼灯台」が見えてきた。

最後の急な階段を下りて上ると岬に到達した。

波も粗ければ、息も荒い(笑)。

 

そこからの太平洋には、海食による男性的な岩礁の景観が広がる。

荒波が打ち寄せる荒々しい様子が「龍が舞い上がる様だ」と

例えられているらしい。

 

 

 

 

汗をびっしょり掻いた。

少し息を整えながら休憩し、観光はこれで終わり。

時間は1時。

予定では2時に一ノ関に着いて昼食にやっぱり蕎麦をと思っていた。

平泉に「「大人のそば屋 地水庵」とい美味しい蕎麦屋があったのだが、

ネットで調べても出て来ない。閉店したのだろうか???

久し振りに毛越寺へ行って、境内にある「松風庵」へ立ち寄っても良いか?

今回は一ノ関駅の近くの蕎麦屋さんにしようと思い、

食べログも高得点だった「青葉 直利庵(ちょくりあん)」へ。

老舗の様な立派な看板が。

「生蕎麦」の看板は、十割蕎麦でも期待したくなる。

後で見てみたら創業133年らしい。

2時を過ぎていたがまだまだ賑わっていた。

店内に入って空いてるテーブルに着いたが、

注文の仕方がちょっと変わってる様だ。

立ち上がって奥のレジの所まで行って、そこで最初に注文して、

伝票を貰ってテーブルで待つシステムの様だ。

待つこと25分、カリカリに揚がった海老天が付いている。

エッ、これは蕎麦????? うどんと間違えたのでは???

そば湯がポットで持って来てくれたので蕎麦なのだろうと一安心(笑)。

 

うどんに近い太麺だ。蕎麦の香りも風味も全く無く、

一本一本が凄〜く長い、一本づつ引っ張って、蕎麦猪口に入れる様だ。

どう見てもこれはうどんだ。

海老天は、海老の3倍ぐらいの衣、それもカリカリで固い。

手で千切って蕎麦猪口に入れて、天かす代わりにして食べた。

2時半を過ぎてもお客は絶えない。一ノ関はこういう蕎麦を好むのだろうか?

133年も続いている老舗の蕎麦屋さん。

それぞれの拘りがある蕎麦、美味しい蕎麦として人気の蕎麦屋さんなのだろう。

しっかり噛みしめて美味しく頂いた。

これ程に長い蕎麦を見たことがない。

「うどん一尺、そば八寸」というが、一尺以上は遥かに有りそうだ(笑)。

「天もりそば」1,250円だった。レジの時に、

奥様らしい花番さんに、「蕎麦粉は何割の蕎麦ですか?」と聞いたら、

「それは、ちょっと・・・」と言われ答えて貰えなかった。

見事に笑って断られた。

3時にレンタカーを返して、やまびこ号で帰路に着いた。