川越一番の蕎麦屋さんと言いながら1年振りの訪問か?
毎年2~3月は美味しい「槽汲み」のお酒季節だ。
大将と女将が、
九州久留米の蔵元「杜の蔵」まで遠征して利き酒した上で仕入れて来るが、
今年はコロナ禍ということもあって、福岡遠征は中止にしたらしい。
なんと今年はリモートワークで、各タンクごとのサンプルが小瓶で送られてきて、
自宅で利き酒し、蔵元に発注したという。
今回の訪問は、「京寿し」で知り合った村さん、土さんご夫妻をご案内した。
何時もの様に女将と大将がにこやかに出迎えてくれた。
先ずは、サッポロプレミアムビールで乾杯だ。
蕎麦前はコース料理。
この時期に欠かせない「牡蠣の天ぷら」と
「しめ鯖」だけはリクエストしておいた。
みかあさの「しめ鯖」は絶品です。
ぎっしり詰まった牡蠣の天ぷら、
極細でコシが強い食感は、今もなお衝撃的な感動を受ける。
雄山火口(オヤマボクチ)という、ヤマゴボウの葉を加工したものが、
蕎麦の繋ぎになっている「富倉そば」。
長野県・飯山市富倉、
昔は冬は雪深く、夏期しか食べられなかったこともあり、
繊維を使った繋ぎなので機械打ちが出来ず、完全手打ち蕎麦。
従って1日に打てる蕎麦の量にも限りがあり、
「幻の蕎麦」と言われている。
雄山火口を使った蕎麦打ちも難しい。
地元・飯山市以外で「富倉そば」を食べられるのは、
ここ「みかあさ」だけではないだろうか?
「槽汲み」のお酒がある内に、近い内に再訪したい。
村さん、土さんご夫妻も凄く喜んでくれた。
きっと再訪してくれるであろう。