『あれぇ? ゴングが鳴りませんよぉ!?』
『我々の放送席からはゴッドムーンがお堀に落ちてしまったように見えましたが・・・』

 
ゴッドムーン 「ゴアゴア、“アイアン・トラップ”!!!!」
ガキッ!!!!
キャスト「ぎゃぁぁぁぁ~!!」
『巨大なキャストが罠に掛かってしまったのか~っ!? 右足がキャンバスに埋もれています!!』
『トラバサミですぅ~!! ゴッドムーンが巨大なトラバサミになってキャストの足を挟んでいるんですぅ~!!』
ゴッドムーン 「手応え有り!! ジ・エンドだ!! “虎挟み竜巻投げ”!!!!」
ギュルルル・・・・・!!!!

『キャストの右足を挟み込んだゴッドムーン!! ドラゴン・スクリューの様な形で回転しました~っ!!』
キャスト 「な、何ぃ~っ!? うわぁぁぁぁ~!!」
ドッボ~ン!!!!

『巨大なキャストはロープにつかまることが出来ず脚をすくわれてしまいました~!!』
カンカンカンカン・・・・・
『ここでゴングですぅ~!!』
焔魔王 「カンラカンラカンラ!! でかしたぞ!! 流石、地獄の四天王だ!!」

『しかし、何故こんな逆転劇が!?』
『ボク達の方からは見えませんでしたけどぉ~ 反対の石垣には人形が引っ掛かっていたみたいですぅ~』
『いや、「ドッボ~ン!!!!」って聞こえましたよね~!?』
『反対側から撮ったVTRを見ると、どうやら、石垣に潜った際に落ちた石の音のようですぅ~』
『いや、そもそも巨大キャストに関節を外されてしまいましたよね~!?』
『リングサイドを見てくださぃ~!!』
ミート・パイ 「ふへへ・・・ 知性チームは敗退だな!!」
『リングサイドにミート・パイが現れました~!! 忘れていましたが、ゴッドムーンにはミート・パイが憑依してたんですね~!?』
『ゴッドムーンは軟体化して無事だったんですねぇ~!!』

『さぁ~皆さん!! これで、犬山城 天守閣前特設リングで行われたクローンミート・サバイバルマッチ第4試合は、知性チームを墓場チームがくだして幕を閉じました!!』
ワンマン 「わぉぉぉ~ん!!」
『知性チーム陣営では、1人寂しくワンマンが遠吠えをあげていますぅ~!!』


『結局、ミート・スーパー・ゲッティは現れませんでしたね・・・』
『いやいや、墓場チームこと超人墓場軍団もゴッド・ムーン以外はお堀の中ぁ・・・ 戻って来ることができるんでしょうかぁ~?』
焔魔王 「超人墓場の鬼どもよ!! 地獄の四天王を返すのだ!!」
『あぁ~っと!! お堀に向かって焔魔王が叫んでいます!!』
『焔魔王の神通力で戻って来れるんでしょうかぁ~?』
「・・・・・」
『あぁ~っと!! お堀の反応はありません!!』
 『これは、ちょっと恥ずかしいですよぉ~ 焔魔王ぅ~』
『ボコボコボコ・・・』
『あぁ~っと!! お堀から4つの泡が浮かび上がったぁ~!!』
焔魔王 「どうじゃ!! これがワシの神通力じゃぁ~!!」
『パチン!!』 『パチン!!』 『パチン!!』 『パチン!!』
『リング上まで上がって、割れてしまいましたよぉ~!!』
『ゴアゴアゴア・・・』 『ゴアゴアゴア・・・』 『ゴアゴアゴア・・・』 『ゴアゴアゴア・・・』
『泡の中から煙が出て超人の形になっていきます!!』
『コキュートス、シーシャ、クシザシーナ、ヘル・メタル復活ですぅ~!!』
焔魔王 「おぉ!! 戻ったか我がチームメイトよ!!」
『墓場チーム、復活です!!』
シーシャ 「超人墓場でスキャンダラスが力を貸してくれました・・・」

焔魔王 「何!? スキャンダラスが!? ワシの神通力じゃなかったのか!?」
『とにかく、4人が戻り墓場チームも2回戦が行えそうです!』
『トーナメント表を見てみましょぅ~』


『トーナメント表によると2回戦の対戦カードは、残虐チーム対技巧チーム、ゴッドバスターズ対墓場チームなのですが・・・』
『毎度のパターンで2回戦はもう1回抽選になるんじゃないでしょうかぁ~?』
『櫓から各チームの面々が石垣リングの回りに集まってきています!!』
『や、やっぱりぃ~!!』





クローンミート・サバイバルマッチ54に続く!?

う~ん、何時になるやら!?
毎度言い鱒が、こんなストーリーも考えられるなぁ~
程度でお楽しみくだ犀・・・