『マサカーマン、不意打ちで勝ち星をタイに戻しました!! 次は両軍、次鋒戦となります!!』
マサカーマン 「不意打ちぃ!? 失礼な、見事な頭脳戦で勝利したと言って欲しいわぁ~!」
『おい、どうやって分身したんだ!?』
マサカーマン 「おや? 何で放送席の残虐の神が噛み付いてくるのかしら? まぁ、良いわ! 冥土の土産に教えてやるわ!!」
『冥土の土産!? 面白い、貴様が俺様を殺すってのか!?』
マサカーマン 「私達、全員、コレを持っているのよ!!」
『サッ!!』
『あぁ~っと!! マサカーマン、腕のリストバンドを見せ付けたぁ~っ!!』
マサカーマン 「コレは“超人ウォッチ霊式”!! 霊体超人を見ることが出来、さらにその超人を召還することが出来るの!!」
『またも恐ろしいグッズが登場しましたぁ~!!』
『知性チーム全員持っているようですぅ~!!』
『霊体!? お前は死んでたのか!?』
マサカーマン 「さっき言ったでしょ! スキャンダラスにコピーしてもらったって!! あと4体、コピーして殺して、そこら辺を漂わせているのよ!!」
『!?』
『えぇ~!? マサカーマン、分身を後4人も呼び出せるって事ですかぁ~!?』
『恐ろしい~!! 超人墓場に続くこのお堀は、この召還グッズのために設けられたんでしょうか!?』
マサカーマン 「その通りよ、でも、コキュートスも召還させることが出来るようになったのは誤算だったわ!! こんなことなら、スキャンダラスの言う通り、霊体をコインに封じ込め召還するシステムにしておけば良かったわ・・・」
『随分、お喋りだなぁ~』
マサカーマン 「なにせ、余裕がありますからね~! スキャンダラスの遠隔スキャンで超人墓場チームの戦闘能力は分析済み、負ける要素が無いもの~!」
『もしかして、インターバルは取らないのでしょうか?』
マサカーマン 「もちろん、知性チームにはインターバルなんて必要ないわ!! 私の分析では、超人墓場チームがインターバルを取ったのは、アロアノの杖のせいね!!」
『!?』
『うわぁ~ お喋りが続きますぅ~』
マサカーマン 「よく、思い出してご覧なさ~い! マンモスマンは、“アイス・ロック・ジャイロ”を隠し技にしていたわ、誰でも瞬時に凍らせることの出来る魔法の杖なら、その能力を出し惜しむのは変でしょう!?」
『確かにぃ~』
マサカーマン 「コキュートスも解凍は何度か連続で行ってはいたものの、氷結は子蟹を凍らせた時だけ! パンチマンは氷結させなかったわ!」
『でも、さっき使いましたよねぇ~!?』
マサカーマン 「だから、超人墓場チームはインターバルが必要だったのよ! コキュートスの体力を回復させるために!!」
『!?』
マサカーマン 「パンチマンを氷結したら確実に粉々に出来た。 しかし、それをしなかった・・・ アロアノの杖は、持ってる超人のパワーを奪って氷結させるシステムのようね! 連続で使えないって訳!!」
焰マオウ 「ウググググ・・・」
マサカーマン 「どうやら図星のようね!! だから、分身に誤射した段階でコキュートスの負けは確実だったのよ!! さぁ、次の対戦者、出ていらっしゃい!!」
『コキュートス戦は、頭脳プレーの塊のような試合だったんですねぇ~!!』


シーシャ 「確かに、コキュートスもインターバルは必要だったが、私にも必要だったのだ!! チーム勝利の為にな!!」
ビヨーン!!
焰マオウ 「頼んだぞ、シーシャ!!」
『第3戦目は、インターバルを置かずに始まる模様です!! 超人墓場チーム・次鋒、シーシャがリングに上がりました!!』
『右手のパイプが伸びましたよぉ~!! パイプでロープを掴んでリングインですぅ~!!』

シーシャ (つぶつぶ様考案)

『やはり、こうしてはいられない!!』
『ダッ!!』

『あぁ~っと!! ミート・コンドリアさんが放送席を抜け出し、櫓の方へ向かいましたぁ~!!』
『あれぇ~!? 残虐チームではなく、技巧チームの櫓へ向かってますよぉ~!? 間違えているんでしょうかぁ~!?』
『リング上では、2人がコーナーに陣取り、試合開始のゴングを待っています!!』
カ~~~~~ン!!!!
『第3戦目、次鋒戦、知性チーム・マサカーマンと超人墓場チーム・シーシャ戦のゴングが今鳴り響きました!!』
マサカーマン 「シーシャ、“超人墓場の四天王”の1人・・・ 水タバコの超人ねぇ・・・」
シーシャ 「何をブツブツと!! “スネーキング・スモーキング”!!!!」
シュルルル~ッ!! ズボッ!!
マサカーマン 「右手が伸びて蛇のように動いて突き刺して、猛毒の煙を吐くのねぇ~ しかし、私には効かないわ!!」
バフ~ッ!!!!』
『シーシャのパイプがマサカーマンの心臓に突き刺さりましたが、煙が綿毛の間から立ち上がるだけ!! マサカーマン本体には刺さってはいないようです!!』
マサカーマン 「“マサカー・チョップ”!!!!」
シュルルル~ッ!! バシッ!!!
『パイプが突き刺さったまま“フライング・クロス・チョップ”を仕掛けました~!!』
マサカーマン 「そのマジョラーカラーの鎧は、まぁまぁの強度のようね!!」
シーシャ 「ウググ・・・ なんだとぉ~! ならば!! “ハブル・バブル”!!!!」
『右手のパイプの先から大きな泡が出てきました~!!』
シュッ!! ボワン!!!!
『パイプを抜くと同時に、大きな泡がマサカーマンを包み込みましたよぉ~!!』
マサカーマン 「ふむふむ・・・ この泡で相手の動きを封じるのね~!」
シーシャ 「喰らえ!! “ボング・クロー”!!!!」
パチン!!! ズバッ!!!
『シーシャの左手の爪が巨大な泡を破壊して、マサカーマンのコメカミを突き刺したぁ~っ!!』
『うわぁ~! ウォーズマン対ラーメンマン戦を彷彿させますぅ~!!』
マサカーマン 「梵具とは、吸い口が直接本体に付いてる水パイプのことね~!」
『あぁ~っと!! マサカーマンの綿毛の中からもう1人のマサカーマンが現れたぁ~っ!!』
『正しく、まさかのマサカーマンですぅ~!!』
マサカーマン 「“マサカー・バズソー”!!!!」
ギュイィイィイィ~~~ン!!!
『マサカーマン、スカートを回転させてシーシャの爪を切断してしまいました~っ!!』 
シーシャ 「ウググ・・・」
マサカーマン 「それ~っ!! “マサカー・ストレッチ”!!!!」
ガキッ!!!
シーシャ 「グアァ・・・」
『マサカーマン、“卍固め”の様にシーシャに絡みついたぁ~っ!!』 

ミート・コンドリア 「よ~し!! 我々が加勢してやるぞ!!」
『あぁ~っと!! リングサイドにミート・コンドリアとミート・パイが現れたぁ~っ!!』
ゴッドスローンに座ってますぅ~!!』
ミート・スーパー・ゲッティ 「貴様ら!!」
ミート・パイ 「残虐の神と話し合った結果、知性の神はココで協力して倒しておいた方が良いってことになってなぁ~ 悪く思うな!!」
マサカーマン 「サカサカサカ~ッ!! そんなこと、お見通しですよ!! スキャンダラス、やっておしまい!!」
スキャンダラス 「知性の神がマサカーマンに憑依していないというのに、情けない神様達だ!!」
『シュン!!』
『赤コーナー陣営のスキャンダラスが、クローンミートの2人にサイコロのようなモノを投げ付けたぁ~っ!!』
スキャンダラス 「こんなこともあろうかと持ってきていたのさ! “運命の賽子”!!」
『ガツッ!! ゴロゴロ・・・』
『ガツッ!! ゴロゴロ・・・』
『ミート・コンドリアにぶつかった賽子は“4”、ミート・パイにぶつかった賽子は“1”が出ました~!!』
スキャンダラス 「あれ!? “5”の傍観の兜が出るように仕掛けしてたはずなんだけどなぁ~!?」
ミート・スーパー・ゲッティ 「何をしくじっておる!!」
『ボカッ!!』

ミート・コンドリア 「よ~し!! シーシャ!! お前に1億パワーを授けるぞ!!」
『グニュ~~~ン!!』

ミート・スーパー・ゲッティ 「“4”は“死帝の杖”!! 残念ながらお前はクシザシーナに入るのだ!!」
ミート・コンドリア 「え~っ!! また、女~っ!?」
『グニュ~~~ン!!』

『賽子が杖に代わり、ゴッドスローンに取り込まれました!! ミート・コンドリアはクシザシーナに入り込んだようです!!』
ミート・パイ 「俺は貴様だ~!!」
『グニュ~~~ン!! ズブズブズブ・・・』

『ミート・パイはゴッド・ムーンに入りたかったようですが、賽子がダーツの的の様なモノに変わってゴッドスローンが取り込まれてしまいました!!』
ミート・スーパー・ゲッティ 「“1”は“留宇烈斗の盾”!! ランダムで1度きりの憑依だ!!」
『うわぁ~!! 誰に憑依しちゃったんでしょぅ~!? そう言えば、ミスターF・Cがいなくてもコレってできちゃうんですかぁ~!?』
スキャンダラス 「あぁ、改良してあのサイコロの中に直接ミスターF・Cを組み込んでいるのだ!! ミスター・ゲームキューブってところか・・・ おっと、この時代は存在してないか・・・」
ミート・スーパー・ゲッティ 「フフフ・・・ これで邪悪の神の手助けも期待できないな!!」
マサカーマン 「知性の神が私に憑依しないってことは、私に絶大なる信頼を持っている証拠・・・ 貴方、予知能力があるんでしたっけ? 今の出来事も予測出来ていたの、シーシャさ~ん?」
シーシャ 「ウググ・・・」
マサカーマン 「何故、予想した未来とズレてしまうと思う~!?」
シーシャ 「!?」
マサカーマン 「それは、私達のチームにも未来予想が出来てしまうチームメイトがいるからなの~!」
シーシャ 「スキャンダラスか!?」
マサカーマン 「違うわ! お互いに勝利の為に未来を変えていったら、つまりは予知能力は無意味になる訳・・・ つまり貴方は無意味!!」
シュン!! シュン!! シュン!!
『あぁ~っと!! マサカーマンの綿毛から3人のマサカーマンが現れたぁ~!!』
『植物超人状態の1人と4人の元気なマサカーマンですぅ~!!』
シーシャ 「ミスター・カーメンと占いデスマッチをして勝ったことのあるオレが・・・ 無意味だとぉ~!?」 
マサカーマン 「知性の神よ!! 完璧なる虐殺をご覧入れますわ!!」
シーシャ 「人生、無意味なことなどないのだ~っ!! “スリーヘッド・スネーク”!!!!」
シュルルル~ッ!! シュルルル~ッ!! シュルルル~ッ!!
『あぁ~っと!! シーシャの右腕が3つに分かれたぁ~っ!!』
マサカーマン 「無駄なこと・・・」
チョポン!!』 『チョポン!!』 『チョポン!!
『マサカーマンを攻撃しませんよぉ~!! お堀の水の中に三つ又の右腕を入れちゃいましたぁ~!!』
マサカーマン 「えっ? 攻撃じゃないの・・・」
ボコッボコッ!!』 『ボコッボコッ!!』 『ボコッボコッ!!
『正しく水タバコ!! 三つ又のパイプから煙の泡が出てきました!!』
ゴワゴワゴワ・・・』 『ゴワゴワゴワ・・・』 『ゴワゴワゴワ・・・
『ゲゲェ~!! 煙が超人に変わっていきますぅ~!!』
シーシャ 「これぞ、“シャーマン・リバイバル”!!!! 蘇りし超人よ!! 我に力を貸したまえ!!」
『3人の超人が現れたぁ~っ!!』





クローンミート・サバイバルマッチ42に続く!?
9月16日更新予定!?
毎度言い鱒が、こんなストーリーも考えられるなぁ~
程度でお楽しみくだ犀・・・