今年も半分が終わろうとしています。。


この半年を振り返ると・・・



2月に不死身だと思っていた祖父が他界。


「戦争に行った人間は、誰もが死ぬまで

決して口にはできないような経験を強いられてきたものだ」


と、厳しい口調で話していた祖父の顔が頭を過ぎります。


青春時代を戦地で過ごし、命辛々故郷に戻ってきた祖父を待っていたのは

戦死した兄の嫁(既に3人の子有り)との有無を言わさぬ結婚でした。

運命を呪った祖父の、祖母に対する仕打ちは酷いものだったと聞きます。


祖父母に限らず、その時代を生き抜いた人々の生涯は

今なら、一冊の小説になってもおかしくないような

凄まじいものばかりだったのだと思います。


そんなことを考えながら

ふと思い出す祖父母の笑顔に目頭が熱くなります。



3月・・・

大きな、大きな災害が東日本を襲いました。

沢山の尊い命が奪われ

今もなお、行方の分からない方が沢山います。

好転しない状況に苦しんでいる方々も本当に沢山。。。


祈ったり、願ったり・・・

それが何になるのだろう・・・。


鬱々と流れる時間の中で、自分のすべきことを

考えることさえできずにいました。


少しずつ・・・

私がこんなんでどうする!って、思えるようになってきた頃・・・・・



4月、父が入院。

持病の心不全の悪化が原因で、様々な感染症を併発。

5月末、退院。

要介護1に認定され、我家には介護ベッドが導入されました。


「なんで、こんな体になってもうたんやろ」

そう言う父に、私なりになるべくポジティブに状況を説明するのだけれど

一旦は分かったような返事をしても、しばらくすると

また同じ質問の繰り返し。。。


まあ、同じ質問攻撃と言うのは、これに限ったことではないのでねー、

さらさらさら~っと、受け流していく技も大分上達してきたような気がします。

その他にも、ぐったりすること等々日々ありますけども・・・


”慣れ” こそ生きる術だと

実感する今日この頃であります。


そう思える状況にある私は、実に生温く

贅沢言っては罰当たりな境遇にあるのだなぁ・・・って

つくづく感じる今日この頃です。


この半年は・・・

かつて無かったほど、「生きる」 ということについて

考えることとなった半年でした。