KENNY LOGGINS ~HIGH ADVENTURE~ 1982
平地では動く気も働く気も起きません。
車を出してお昼を食べに行きます。
「おっちゃん、焼肉屋さんは開店前から行列やで」
「そんなもんに並ぶかいな。粋人は堺のカレー屋さんを目指すのや」
南海高野線の浅香山駅に近い「BearsCurry」さんにおじゃまします。
ご主人がお一人でやってらっしゃいます。
この人がクマさんかしら・・・。
①欧風牛すじカレー(ちょい辛)
②魯肉飯風ポークカレー(辛くない)
③ハラペーニョキーマカレー(辛い)
④エビのカレー(ちょい辛)
2種盛りが千円でお腹にも財布にもジャストフィット。
2種盛り×2人前で4種を楽しもうや。
私はスパイス煮卵も付けて贅沢の極み。
惜しみなくルーはご飯を奪い大満足。
こんなに美味しくて千円はありがたいですね。
ドアは絶不調でも食欲はゼッコーチョー⚾
近くに老舗のカステラ屋さんがあったので寄ります。
食道の手術をして嚥下が絶不調な父にカステラを買いましょう。
「見てごらんよ。金箔付きの『黄金の日々』は1枚38550円や」
「誰が買いはるんやろ?」
「自分では食わんやろ、ご祝儀かお使いものにしはるのやろな」
個包装のものを買いました。
堺屋太一もびっくり。
阿倍野の近鉄百貨店と大起水産へ寄ります。
ここの大起水産は初めてでした。
『生』と書いていたカツオだけ買って帰ります。
「これほんまに生か?、焼きすぎて生節状態やぞ」
「水飲んだらバテるて言われたんとちゃう?」
「学校へ抗議に行こう」
翌日は吉野郡黒滝村「侘助」さんへおじゃまします。
「おじゃまします、二人ですけどよろしいですか?」
「どうぞどうぞ、そこへ荷物を置いてお待ちください」
「今日はお蕎麦とごはんができます」
「お蕎麦の大盛はできますか?」
「大盛りは追加になります」
「じゃあざる2枚と追加を1枚でお願いします」
そば茶をいただきながら待ちます。
「よくこんな山の中でやってはるわね」
「クーラーなしでも暑ないな」
お待たせしました。
今日のお蕎麦は福井県産です。
岩塩だけでも美味しくいただけます。
辛味大根、蕎麦の実トッピングの蕎麦豆腐、蕎麦ぼうろは自家製ではないようです。
かえしの効いた汁は助演男優賞もの。
「追加」の1枚は一人前を食べ終わってしばらくしてから提供されました。
茹でたての最高の状態を食べてもらいたいから、大盛ではなく追加なのでしょう。
蕎麦なんかどうせあっと言う間に食べるのだから最初から大盛にしてもらうほうが嬉しいですが・・・、
奈良県伝統蕎麦の会からの糾弾が怖いので黙っておきます。
おいしゅうございました。
ごちそうさまです。
黒滝村から旧道を洞川へ抜けます。
松ヶ茶屋と行者堂跡がありました。
昔はこっちが大峰講中のメインルートだったのかしら・・・。
手掘りのトンネルを抜け・・・
洞川に来ましたが人を見ただけで素通り。
和歌山のいちばん安いスタンドで燃料を補給して帰ります。
週末の金曜日は八ヶ岳の小屋に予約を取っているのです。
愛車も私もお腹いっぱい。
みなさまご機嫌よう。
まつすぐに立たぬ西瓜の自転軸
盆正月いちどきに来る台風も
珈琲も煙草も愛す生身魂
おそまつさまでございました。