THE KINKS  ~WORD OF MOUTH~  1984

 

 

 

 

 

ひさびさに東京へ出張です。

 

 

 

日帰りでも行けないことはないですが、余裕をもって前泊するのが常識ある社会人の行動。

 

 

 

 

 

東京駅の近くに宿をとり、翌朝は世情視察です。

 

 

 

八丁堀です。

銭形平次に藤田まこと。

 

 

 

ではなく、東洲斎写楽と伊能忠敬。

八丁堀に住んでいた阿波藩の能役者の斎藤十郎兵衛と写楽が、同一人物だとの説があること、伊能忠敬は晩年をここで過ごしたことから、八丁堀ゆかりの人として紹介されています。

 

 

 

次は佃島へ。

 

 

 

春のうららの隅田川、いやいや雨の前で異様に蒸し暑い。

向こう岸の佃島は高層マンションが立ち並んでいます

 

 

 

橋を渡ったところに佃公園と石川島公園の案内図がありました。

 

 

 

人足寄場や灯台の跡を見ながら歩きます。

6時過ぎの散歩の人がちらほら、犬も人も蒸し暑い。

 

 

 

住吉神社があります。

 

 

 

本能寺の変で、家康は命からがら江戸へ戻りましたが、脱出の際に功のあった西成の佃島の住人らがのちに家康に江戸に招かれ、墨田川河口の干潟を埋め立てて住んだのが佃島の起こりです。佃煮の製法と住吉さんは引っ越しの時に一緒に持ってきはったらしいです。

 

 

 

ほんまに佃煮屋さんが多いですな。

 

 

 

「五厘の渡し」の船着き場跡。

 

 

 

雪降れば佃は古き江戸の島

 

劇作家北條秀司さんの句

 

 

 

なんともそそる路地があちこちにあります。

 

 

 

勝鬨橋を渡って築地へ。

築地市場は跡地化の真っ最中。

 

 

 

「勝鬨」は日露戦争の戦勝を記念して名付けられたのだそうです。

 

 

 

市場はありませんが観光名所として残っています。

 

 

 

ちょっと寄ってみますが、おさかななんぞ買えるわけないですわな。

フードコートも7時からの開店で待っているわけにも行きません。

 

 

 

築地本願寺

 

 

 

築地川銀座公園。

この下は首都高なのですが、東京オリンピックの際に下の築地川が埋め立てられてソラリスの高速道路になってしまったのです。だからこの公園は「万世橋」にあります。

 

 

 

有名な喫茶店

 

 

 

歌舞伎座

 

 

 

三越があると言うことは、あれっ?、おらんな。

 

 

 

銀座から宿へ戻ります。

約2時間の視察でございました。

まだまだ蒸し暑くなりそうです。

♪ 東京は朝の7時 イエー イエー イエー イエー ♫

 

 

 

 

薄暑光月島の路地見通せり

 

東京はくまなく掘られ花水木

 

春の雨東京をすこし好きになる

 

 

おそまつさまでございました。