手術当日



26

いよいよ手術の日となりました。


この日は小麦の12回目の誕生日。



朝、面会に行くと、毛剃りされた小麦が。


あらわになった小麦の姿を見て、やっぱり年を取ったなあ、と思うショボーン


私たちより年上の小麦、大きな手術に挑むね。



大変だけど、がんばって!



ほんとうにたくさんの人が小麦を応援してくれている。


顔も見た事もない人たち。


ありがたいと思う。



小麦、必ず帰ってきてね、と送り出した。



看護師さんに預ける時、普段なかない小麦が

「キュウ〜ン」とないた。



胸が締め付けられたえーん



小麦は2番目の手術なので、2時頃始まり、7時頃終わる。


手術が終わってからゆっくり覚醒させて、9時頃には会えるという話だった。



なので、私たちは一旦家に帰って体を休める。



先生には9時頃来て下さい、と言われたけど、家にいても落ち着かないし7時に行けば結果がわかると思って7時過ぎに病院へ。



ところが、まだ手術中でもうしばらくお待ちください、と。



いやいや、そのくらいは想定内、と思っていたけれど、8時になっても9時になっても呼ばれない。



さすがに心配になってきた。

ちょっと時間かかり過ぎじゃね?



10時頃、ペースメーカーを作動させるらしき人が出てきたので、終わったかな?と思ったらウラも人の動きがあって、やっと先生のお話し。



かなり難しい手術だったそう。


この半年くらいで、一番難しかったと仰ってました。


小麦の心臓は普通とは少し違う向きについていたそうで、そこに少し手こずりました、と。



あと、心臓の弁を支えている太い腱索が2本あるそうなんだけど、小麦はその1本が根元からぷっつり切れてたそう。


「よくこの状態でなんともなかったですね」と。



手術の前日の夜もすごい徐脈になってて、ここで手術出来たのは良かった、と。



とりあえずは1つめのヤマは越えた。



良くがんばったね。小麦。照れ