おはようございます。
こちらは腐なBL妄想小説です。
苦手な方、未成年の方は
ご遠慮くださいまし。
『Karisome』のスピンオフ的な
お話となっております。
読んでいなくても内容は通じるかなって
ちょっとそう思ったけど、
やっぱ、読んでないとわからないかも。
先にそちらをお読みいただくと
より良きかもしれません。。。
それでは、本日もスタートです!
Utakata 2
O:‥‥‥。
N:‥‥‥。
こんなに、あからさまに
見てくるやつ‥‥‥いる?
おれは、軽く顔を動かして
そいつに視線を向けてみた。
O:‥‥‥。
N:ッ!!!
急に目があって、びっくりしたように
まるで、カァ〜///っていう効果音が
聞こえそうなくらいに
真っ赤っかになった、そいつは
小動物みたいに、目をキョロキョロさせて
慌てていた。
O:‥‥何?
N:‥‥っあ///。
O:‥‥‥?
あれ?
視界の端に捉えていた時は
ぜんぜん、気づかなかったけど
こうして見ると
コイツ‥‥‥見たことあるな。
たしか‥‥。
前に、潤と翔くんとで
ここで飲んで話していた時に
ひとりでカウンターに座ってたんだ‥‥。
そうだ。
あの時も、学生がいるって
そう思ったんだ。
たしか、潤が‥‥。
M:あ、ニノだ。ヤベッ。
O:‥‥‥ニノ?
S:知り合いなの?
M:ん、俺の同期。
O:え?
S:はい?お前に同期なんていないだろ?
M:ふっふっ。いるんだな、それが。
なんて‥‥
カウンター席からは、少し離れた場所の
ボックス席で、おれたちが話してると
その、ニノってやつが
隣に来た男に
話しかけられていた‥‥。
ツイードのジャケットを羽織った
どこかの社長さん風の
品の良さそうな‥‥おじさん?
O:え、なんでここの店に?
S:彼も‥‥なの?
そう、ここはゲイバーってやつだ。
本来、ソッチの人しか入れない。
松兄が入れるわけないんだ。
M:うん、俺と一緒。つか、俺が教えたの。
あいつ、なんか危なっかしいからさ。
ここなら松岡さんがいるから安心だろって
声をかけられている、そいつを見て
そう言っていた。
M:俺、ニノに見つかるとまずいから帰るわ。
S:じゃ、俺たちも行こうか、智くん。
O:ん。
松兄に、車を呼んでもらって
あの時はなぜか、みんなで
コソコソと帰ったんだったな。
店を出るときに
ちらりと、そいつを振り返ると
やっぱり、今みたいな真っ赤な顔で
そのおじさんと、話していた。
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