特殊詐欺でだましとった金と知りながら現金およそ130万円を受け取ったとして、警察は仙台市の30代の容疑者を組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕しました。
現金は副業の求人サイトを装った詐欺グループの関係者から送金されたとみられ、警察は関連を詳しく調べています。

逮捕されたのは、仙台市青葉区の無職大橋和之容疑者(35)で、去年8月、特殊詐欺でだまし取った金と知りながら現金129万円を現金書留で受け取ったとして組織犯罪処罰法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べで受け取った現金は千葉県から送金されていて、警視庁と千葉県警の合同捜査本部が副業の求人サイトを装って都内に住む女性からサイトの登録料などの名目で、現金をだまし取ったなどとして逮捕した詐欺グループの関係者が送金していたということです。

警察によりますと、大橋容疑者は特殊詐欺で被害者とメッセージなどのやりとりを直接行う「打ち子」と呼ばれる役割を持つグループのリーダー格とみられ、警察は現金を送金した詐欺グループとの関連について詳しく調べています。
 
・電話、メール等により現金を貯金口座に「振り込め」などという指示に対して、すぐに振り込まずご家族などに連絡を取り確認をしてください。
・うまい話には裏があると思ってください。
・少しでも「おかしい?」と思ったら最寄りの警察に連絡をしてください。
・詐欺に注意。誰もが詐欺被害に遭う可能性があります。自分だけは大丈夫だと思い込みに注意してください。
・詐欺関係情報など知ってる方コメントください。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240612/6000027813.html