7月になりました。今年も折り返し点です。

6月末の「夏越祓(なごしのはらえ)」には、神社の鳥居の下に構えたチガヤで作った大きな輪っかをくぐる「茅の輪くぐり」を行います。

その年前半の穢れを払い、後半の無病息災を願う神事です。残念ながらわが家の周囲に茅の輪を構えた神社なはないのですが「夏越祓」にちなんだお菓子を作りました。

「水無月(みなづき)」
白い三角形のういろうは、氷をかたどったもの。暑さの厳しくなるこの時期、冷凍技術のない昔に氷室(ひむろ)の氷は、ごく一部の貴族だけが口にできる貴重品でした。
もっちりしたういろうの上に、魔除けになるとされる小豆の甘煮をのせて。

今年、世界中を襲った大きな厄を払うことを願いながら。