5月31日、火星が地球に最接近します。
これはたいして珍しいことではなくて、
2年2か月ごとに起こる天体現象です。
しかしーーーーー。
今回は蠍座(火星が最大に自分らしさを発揮)
で最接近するので、要注目なのです。
天体現象として夜空を眺めると
5/31の22時ころ、南東の空にマイナス2等星
といいますから、明るい赤く輝く火星と
もともと赤く輝く1等星のアンタレスが
肩を並べ、輝きを競い合っているように
見えるでしょう。
アンタレスとは、蠍座のアルファ星で
アンチ・アレスのこと。アレスとは火星。
アンタレスの名前の由来はギリシャ語で、
「火星の敵」の意味。(辞書によると)
ヘレネス(ギリシャ)の神話・伝承と関係があり、
英語でいえばアンチ・アレスanti Ares、
火星の神格を持つアレスのライバル、
同じ赤く光る火星に対し反アレースなのだと。
火星が最も強大なパワー(ただし6/28まで逆行)
を持ち、最大の敵がいる蠍座へ殴り込み!
という図式です。
ちなみに、前回、このような状況ーー
*蠍座で地球に最接近 になったのは
今から17年前の1999年でした。
年表で、1999年になにが起こったか調べて
みると興味深いです。
地球的にはいろいろと起こりましたし、
今回も「何か」が起こりやすい時期(1年)と
いえるでしょう。
ただ、天体のイベントというのは、
わたしたちひとりひとりへの
メッセージという解釈もありますから、
今回の蠍座での火星の最接近は.....
蠍座の守護星が冥王星なので、意味は
「新機軸への強制的なリスタート」
もう少し荒っぽい言い方をするなら、
今までのものを全部壊して、一歩前進させる
タイミングなのかもしれません。
付け加えるなら現在火星は逆行中、
エネルギーは半減、やや暴走気味です。
完全に順行にもどるのは7月2日なので、
その日も要注目です。
火星のパワーを生かすなら、その頃が
チャンスとも言えそうです。