なたは
熱い太陽が肌を焼く
夏真っ盛り
しかし
海に行く暇がない俺は
とりあえず移動の際は
夏を満喫する為に
一時間位はあるく
また
少しでも空いてる時間があれば
公園で太陽浴びながら本でも読んでる
故に
海に行っていないにも関わらず
真っ黒だ
して
いつもの電車内
タンクトップに短パンな我
とある老婆が話かけてきた
老婆
お兄さん 良い色に焼けてるねー
海何回言ったの?
私も若い時は良く湘南で泳いでねー
死んだ爺さんとも湘南で会ったのよー
爺さんもあんたみたいにいつも真っ黒だったよー!
と いきなりなんだか遠い目をしだした老婆
俺と死んだ爺さんをかぶせてきた
しかし
我は公園焼け
言えない
決して我が海に一度も行っていないとは
決して言えない
この流れ
空気
全てが俺に海に行きまくってる人になれと命令する
ラッパーとして嘘は法度だが
だが
だが
今は違う
この見ず知らずの老婆の思ひでを
ノスタルジーを
誰も壊せやしない
なんで
我
へえー おばあちゃんも海好きかい?
自分も泳ぎが好きだからね。
海に行ったとは言っていないが
行ってきた風に嘘はつかずに
老婆のノスタルジーを包む
老婆
爺さんもそうだったよ。
兄さんみたいにタンクトップ着てね。
いつも真っ黒になって帰ってきてね。
で、今年はどこの海に行ってきたね?
ヤバイ
どこ?と来やがった
まさか駒沢公園とは言えやしまい
が
嘘はつきたくない
ので
我
よく逗子には行くよ
あと西の方とかね
と
いつ行ったかは言わずに
前から良く行く風にかわす
が
老婆
へえー湘南にはいかないのかい?
老婆の思ひでベストビーチは湘南だ
死んだ爺さんに会ったのも湘南
ならばそれに重ねられた我もならなければ
湘南ボーイに
だが
湘南って なんとなく湘南としか知らないし 湘南と言えばサザンとかチューブとか
鬼塚とか なんか色んなイメージがありすぎて逆に湘南らしさを俺は知らない
が
湘南ボーイにならなければ老婆が悲しむ
ならば
我
湘南 いいすよね
夏ったら湘南すね
だめか?単なる感想を放っちまった
老婆
湘南、、最近行ってないねえー
もう年だからねー
兄さん 私の分まで湘南楽しんでね。
私じゃもう行けないかもねえ、、、
老婆の意思を引継ぎ
我湘南ボーイになる決意をした
ばあちゃん
湘南
行ってきます