ふら
今まで何をしていたか?
おはようございます
おやすみなさい
こんにちわ
と
世界に挨拶回りをしていた
最近アルバムのツアーで全国各地へ馬車馬のように駆け回り
色々新しい仲間ができた
音楽してて本当に良かったと思える時って
実はライブよりも
ライブや俺たちの音楽を通じて
人と出会えることだったりする
本当に生きてると色々な人に出会う
まだ夜も明けきらない朝と夜の間の時間
俺の一番落ち着く時間
街は寝ぼけまなこで
人はまだ夢の中
無性にアイスコーヒーが飲みたくなり
近所のセブンへ向かう
何気にセブンのひきたてアイスコーヒーは美味い
まだ人臭くない街の空気を思いっきり肺に溜め込み
カフェインと合わさり
脳が覚醒する
悪くない朝
普段よりもゆったり歩き
特に意味も無く近所の公園へ
と
砂場にボロボロのサッカーボールがポツンと落ちていた
捨てられたのか はたまた忘れられたのかはわからない
ただ
何故か俺はこのボールが俺に語りかけているような気がした
ボール
ねえ ねえ もう空気も抜けて抜け殻な私はどうしたらもう一度沢山の子供に遊んでもらえるのかな?
確かにボールには穴が空いていて 既に汚れた死にかけパンダみたいになっていた
ボール
私はある男の子が二歳の時 彼の父親が私を彼にプレゼントとして買われた
それから毎日その子は私を抱きしめながら眠りについてた
毎日彼とこの公園で 彼の友達と遊んでは
夕陽と共に家に帰っていた
でもね とうとう私にも穴が空いてしまった
空気が抜けて 弾まない私は ボールとして機能しなくなった
そして
ここに捨てられたんだ
暑い日も 寒い日も
私は彼と一緒ならいくら蹴られても辛くなかった
でも 今は、、、
我
みなまで言うな お前は彼の夢の一部
お前がいたからこそ今の彼がいる
お前はお前の存在価値を彼の夢の為に見出した
彼がサッカー選手になる夢の為に
お前は作られ
蹴られ
大事にされ
愛され
そして
捨てられた
お前は良くやったよ
本当にお疲れ様でした
そんな事を感じていたら ボールを埋葬してやろうって思い
砂場に穴を掘り始めた
と
ふと誰かの視線を感じて振り返ると
齢60歳位の老婆が俺をガン見している
マズイ
朝一から砂場で必死に穴を掘っているロン毛ヒゲ野郎を老婆がスゲえ怪しんでいる
当たり前だ
しかも穴を掘っている理由が まさかサッカーボールを埋葬しているなんて言えやしない
かと言って他に誰もが 納得する理由などあろうはずがない
老婆の視線が更に厳しくなる
通報されかもしれぬ
ここは正常な大人アピールが必要だ
こういうときは むしろ堂々とすべきであると判断する
ならばと
とりあえずコーヒーを見せつけタバコに火をつける
私は朝一からアイスコーヒー片手に悠々自適に生きていますが何か?的余裕スマイルをババアにかます
ババアは更に厳しい視線を向けてくる
ババアの勘ぐりvs俺の正常な大人アピール
タバコの火を消し 次に携帯を取り出す
携帯持っている普通な人を演じる
が
ババアはまだ警戒している
何見てるんだ的咳払いをし正常な感覚を持ち備えた大人アピールをする
ウォッホン
さあどうだ ババアよ
まだだめだ
むしろ咳払いで俺がババアをやたら気にしてるのがばれた
しまった
が
今度はババアがiPhoneを取り出し これ見よがしに携帯を天に掲げる
ババア
若造め あたいもね最先端なんだよ
我
ババアよ 本当に貴様はそれを使いこなしてるのかな? コピペすら出来ぬだろうが時代に追いつきたいという、その気持ちは認めてやろう
とりあえずは勘ぐりから、対抗意識に話がシフトした事で、我の朝一謎埋葬は議題からそれたようだ
ババアは携帯を眉間にしわを寄せながらガン見している
わからない事は我に聞きなさい 携帯くらいなら教えてあげますよ
と 言いたいとこだが
実は我もアンドロイドからiPhoneにしたばかり故
ババアと俺のスキルはほぼ同格
iPhone5cをお互いに見せつけあいながら
既に朝は目を覚ましていた
目覚めの一発目はこちらで
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