とある12
工場からの帰宅途中 自宅近くのコンビニによった
無機質に華やいでいる店内
薄いおでんの汁の香りだけが現実でありつづけていた
いつも通り缶ビールを一本 レジでタバコ一箱 と フライドチキンを頼み
財布から小銭をだす。
目元を前髪で隠した茶髪の青年が死人のような顔でレジを打つ
今までなら当たり前だった光景
し かし 俺は何故だか 彼に話しかけた
お疲れ様
彼は隠れている目を丸くして 驚き
は はい
と 怯えた声を出した
それ以外に何かを言える様な空気ではなかったので
釣銭を受け取り店をでた
何故か心の下の方が熱い
その頃 光太は
真っ暗な自宅のドアを開けた