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FUTURE of FOOTBALL

サッカージャーナリストを目指して勉強中。

海外サッカーについて書きます。
注目の若手やブレイク前のアンダー世代を中心に。

 UEFA U-21欧州選手権 2015の予選ラウンドが行われた。




 前回大会でグループステージ3連敗という結果に終わり、ピアースを解任してサウスゲイトが指揮を執ることになったイングランドはホームでモルドバと対戦した。A代表に招集されたウィルシャーとバークリー、スターリングを欠くイングランドは、下の世代からも多くの選手を招集し、95年組からはルーク・ショーとウィル・ヒューズの2人が呼ばれた。GKにバトランド、CBにウィズダム、中盤にチャローバと前回大会経験者で中央を固め、ザハとレドモンドが両翼で先発。13分、キャロルの縦パスを受けたベラヒノが反転からニア天井に蹴りこんで先制する。その後、FWを投入するものの追加点を奪えず、結局1-0で試合は終了。ホームで格下相手に辛勝したイングランドは初戦を勝利で飾った。




 フランスはカザフスタンと対戦した。A代表に招集されたポグバとコンドグビア、怪我のヴァランは不在だが、U-20W杯を制したメンバーが中心でタレントが揃う。さらにU-19EUROで準優勝したベンジアやマルティアルなど下の世代の逸材も加わった。リヨンのバルリが95年生まれから唯一選出された。現役時代にバイエルンなどで活躍したサニョル率いるフランスは、10分、左サイドを突破したマルティアルのクロスにフェリが合わせて先制。13分、パスワークで左サイドを崩し、エヌテップが決めて追加点をあげると、17分にはマルティアルが得点して前半で3点をリードする。勢いに乗るフランスは57分、セットプレーから最後はランドレが押し込むと、60分にもベンジアが左足でシュートを流し込み5-0。このまま試合は終了し、快勝で初戦を飾った。




 前回大会ベスト4のオランダはスコットランドと対戦。A代表に招集されたデフライやマルティンス・インディ、マヘルなどは不在。今夏チェルシーへ移籍したファン・ヒンケルがトップ下で先発し、すでにA代表招集歴もあるフィルヘナと11年U-17EUROのMVPであるエベシリオの超逸材コンビがボランチを組み、飛び級で前回大会に出場したデパイが左WGに入った。さらに、アケーやロカディアといった面々がベンチに控える。
 試合が動いたのは52分、フィルヘナが均衡を破ると、69分にはカスタイニョスが決めて追加点。73分、デパイのCKからファン・デル・ホールンがダメ押しとなる3点目をあげると、78分にも途中出場のドゥロストが4点目。4-0で勝利したオランダは白星スタートとなった。




 前回大会グループステージ敗退のドイツはフェロー諸島と対戦した。A代表に招集されたドラクスラーは不在だが、前回大会経験者5人を擁する。7分、ライトナーのゴールで先制したドイツは、52分に途中出場のヨナス・ホフマンが追加点。さらに80分にも途中出場のビッテンコートが決めて3-0で勝利し、白星スタートをきった。




 ノルウェーと対戦したポルトガルは、15分、PKで先制を許してしまう。しかし30分、セットプレーからベチーニョが押し込んで同点とすると、35分にカルバレイロが反転からのシュートでネットを揺らして逆転する。前半終了間際にもセルヒオ・オリベイラのミドルが決まって3-1で折り返す。63分にカルバーリョがPKを沈めると、78分、CKの流れから途中出場のリカルド・ぺレイラが決めてダメ押し。その後も攻め続けたポルトガルだが得点は奪えず試合終了。ポルトガルが5-1でノルウェーを下した。