子宮筋腫、卵巣のう腫の話 | 目に見えない世界・身体と魂とエネルギーフィールド

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最近、子宮筋腫のキーワードでこちらに辿り着いた方も多くいらっしゃるようなので、今日はちょっとそのお話。

私は先月、子宮筋腫と卵巣のう腫で手術したのですが、正式な病名は

子宮筋腫
両側卵巣子宮内膜症のう胞

というものでした。

子宮筋腫とは子宮璧を構成する平滑筋から発生する腫瘍のことですが、多くが良性の腫瘍で悪性化することはほぼないと定義されています。
筋腫が大きくなる原因の一つとして、エストロゲン依存性が考えられていて、子宮内膜症と同じ理由で大きくなっていくため、子宮内膜症(子宮腺筋症)と合併することも多いと言われているようです。エストロゲン依存性というのは、女性ホルモンであるエストロゲンが分泌されるほど大きく成長するということで、閉経に向かってエストロゲンの分泌量が少なくなれば退縮することが多いとされています。

私の場合、多発性筋腫で大きい筋腫が5~6個出来ておりMRIで見てみるとかなり内臓を圧迫していました。子宮の外側に出来ていたので、出血なども全くなく気がつきませんでした。
出来れば閉経まで温存・・・ということも考えましたが、平均的な閉経年齢まであと10年近くあるため、筋腫の部分のみを切除しても再発してしまう確率が高いということで摘出手術をすることにしたのです。

卵巣の方は子宮内膜症由来の卵巣のう腫、いわゆるチョコレートのう胞。
最近よく耳にする子宮内膜症の定義は子宮内膜、あるいはその類似組織が子宮以外の臓器の表面で発育する疾患。子宮筋腫と同じくエストロゲンによって増殖、進行し、骨盤内に発症することが多い病気です。癒着が強く、月経を重ねるごとに進行し、閉経すると軽くなったり、消失することもあるというもの。原因は月経時に排泄される予定の月経血が逆流して子宮内膜組織片が他の場所で発育するという説と腹膜中皮細胞が何らかの刺激によって子宮内膜組織に変わっで出来る説があるようです。

右卵巣はこのチョコレートのう胞で11センチにもなっていたので(通常は拇指大の大きさ)、これは捻転したり破裂する危険性があり、切除することになったのでした。
左の方はのう腫がまだ5センチくらいだったので、のう胞の部分だけを切除してもらい、左卵巣自体は温存できました。

ここまで書いてみて、ポイントとなるのがエストロゲン依存性の病気であるということ。
月経周期が正常で、出産の経験がない人ほど、月経回数が増えるわけなので、発症の危険性は高くなるということでした。

そのほかにも免疫や、遺伝、環境ホルモンの影響も考えられるとのことです。

特にエストロゲン類似成分は様々なところで知らぬ間に摂取する可能性は高いので、食事の内容や普段使うものに関しても気をつけてみる必要がありそうです。
大豆イソフラボンのように植物性由来のエストロゲンに関しては、過剰なエストロゲンの働きを調整する拮抗作用があると書かれているものもあるので、ひとくくりにはできませんが、出来るだけ合成のエストロゲンを避けたり、一般的に良いとされているものを単に取り入れるだけではなく、ちゃんと自分の身体をやホルモンバランスの状態を知って本当に必要なもののみを補充するということをしてみる必要がありそうです。

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