自分が生まれたときの話を聞いたことがありますか?
もしくは、こどもが生まれたときの話をしたことがありますか?
自分が生まれたときの話を聞いたことがある人の多くは、
その話をほとんど覚えています。
そして、自分が出産したときの状況も、
ほとんどの人が覚えています。
なんだけど…
子だくさんな人は3人目あたりから記憶が混同したり、
どうだったかな?なんて言いはじめます
ただ、そんな子だくさんの方でも、
出産直後は、一人ひとりの記憶が蘇るみたいです。
この記憶を失わないでいられるのは
オキシトシンのおかげなんです♡
オキシトシンは
しあわせホルモン
なんて言われていますが…
攻撃ホルモンであったり…
記憶のホルモンなんて言われたりしています。
そんな私の出産話。
怖い話は全くないので、
お時間あったら、ちょ~っと読んでいって
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わたしの出産は助産院でなんて決めていたのにもかかわらず…
37週の前日にくるりんと回って逆子になった
この時点で、なにしてんの~って赤ちゃんに言ってましたが…
助産院で逆子は出産できません。
しかも、37週の前日って…
明日からいつ生まれてもおかしくないよ~っていう時期。
だから、助産院の嘱託医に転院が決定した訳なんです
この辺りで、すでにブルー
だけど、気丈に振る舞って「仕方がないですね」って言ってた私。
嘱託医に受診すると…
今度は訳あって入院を言い渡される
本当は帰りたかった
なんだけど、助産師として事情も分かる
だから、「入院します」って口にした。
口にしたら、助産院で産めないことと、入院の二文字を実感して、
涙がこぼれた
そこからの入院生活。
安静を言い渡される。
めっちゃ気鬱。
周りのママたちがすごく幸せそうに見えて、
勝手に涙があふれる
そんなこんなで3日後。
逆子は治っていた
なんだけど、入院は続く…
さらに4日後。
今度は大学病院への転院を言い渡される。
マジかい
あさイチで退院して、そのまま大学病院へ。
だけど、その道中が田舎道で、
のどかな風景に癒されてた
そして、大学病院での診察。
待ち時間は長いけれど、今となっては大好きな時間だったかも。
ぼーっとしたり、本を読んだり、うとうとしたり…
まるで、縁側のおばあちゃん
こんなに暇な時間を過ごしたのはいつぶりだ入院中はブルーで楽しくなかった
診察では30分ぐらいかけて超音波で赤ちゃんの状態を確認してくれました。
内心、ドキドキしていたのだけど、大学病院というのもあって、
なにがあっても大丈夫な気もしていました。
結果…
入院はせずに、転院して通院という形になりました
その時はすでに38週だったのだけど、
入院から解放されて、顔がニヤニヤしっぱなしだったよ
で…
そこから待てど暮らせど、
生まれる気配が全くなくて…
妊婦健診に片道1.5時間かけて通院するというね。
通院はひとりで行くので、
途中で破水した時や、陣痛がきたときを想像しながら、
この時はどうするか?って脳内シュミレーションをしていました。
妊婦だけど助産師
そして、健診時は毎回、刺激されているというのに…
生まれる気配ゼロ
結局、陣痛促進剤を使って分娩を誘発する方向へと流れていったのでした。
実際の出産現場は…
医師・研修医・医大生・助産師・見習い助産師(資格は持っているが、お産の介助や生まれたての赤ちゃんをケアするのが新人)・看護学生…
さすが大学病院
教育機関だ ちなみに…夫は仕事で不在。立ち会い出産も希望せず
話は耳にしていたけれど、本当に人が集まる。
陣痛の合間は看護学生が2名ほどついてくれて、
必死に腰さすりとか指圧とかしてくれたけど、
お産になると、どこからともなく大勢がやって来て見学してる
無我夢中でいたのに、
一瞬、我に返って一気に冷静になった。
見渡したら大勢の人だかり
陣痛の合間に冷静になりきって、
「人数かぞえたろっ」
ってなったわけ。
そして、ぐるりと見渡しながら、
1,2,3,4…って頭の中で数えだした。
数え終わって17名。
そんなにいるの⁉
そう思いながら、
1,2,3,4…と、もう2~3回数えた
やっぱり17名。
わたし、女王様
やん
その時は恥ずかしいも何もなくて、
見るならどうぞって感じだったし、
自分のことなど気にならなった。
むしろ、大学病院は教育機関でもあるから、
何をするにしても、人が多い。
というのを聞いていたので、
ウラが取れて Thank you
みたいな感じだったと思う。
みなさん、これが出産ハイというやつです。
ハイになったら、なんでもポジティブになります。
そして、何が一番良かったか?
生まれたときの
「おめでとうございます」
それと、拍手。
こんな嬉しいことってある
「ありがとうございます」
いままでで、一番素直なありがとうございます!だったと思う。
しかも、出産ハイだから、HAPPY増し増し
と~っても貴重な経験ができました
そして、この話に子どもたちは興味津々
「それで、それで」って目をまんまるくして、
キラキラさせて聞いてくる。
一度、話をしたら、その週は毎日のように
「生まれたときの話をして!」
となります。
いつも寝しなの絵本かわりに話をするのだけど、
興奮して眠れなくなります
たぶん、このブログを最後までお読みいただいた、あなた
あなたもきっと、自分の出生話や出産話に興味があるはず。
ぜひ、誰かと共有していただきたいなぁと思います
人の出産話も結構、楽しいよ
十人十色いろいろあって生まれてきたんだなぁと思います。
それと同時に、出産の話を聞くとね、
ありきたりの言葉になってしまうのだけど…
自分自身を大切にできるから
落ち込んでいても、
凹んでいても、
自分が生まれたときの話、
こどもが生まれたときの話は奇跡を感じるんだよね。
わたしは助産師で、いくつもの出産に立ち会ってきたけれど、
本当に、奇跡だと思っているよ。
最後までお読みくださって、ありがとうございました
心とカラダの不健康はさようなら!
あなたが健やかで安心できる
日々になりますように♡