【掲載いただきました】米朝首脳会談「期待して見守る」 拉致被害者家族ら | 中村三奈子さんをさがす会のブログ

【掲載いただきました】米朝首脳会談「期待して見守る」 拉致被害者家族ら

米朝首脳会談「期待して見守る」
拉致被害者家族ら


 史上初の米朝首脳会談が6月12日、シンガポールで開催されることになり、北朝鮮による拉致被害者家族らからは11日、拉致問題の進展を願い、「米朝、日朝関係の推移を見守りたい」との声が上がった。

 新潟市で北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(82)は「どのような話し合いが行われるか分からないが、少しでも期待を持って見守りたい」と話した。日程発表直前に、北朝鮮で拘束されていた米国人3人の解放を歓迎し、「北朝鮮のトップ(金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長)は、家族の元に拉致被害者を帰すというところまで考えを巡らせてほしい」と訴えた。

 拉致の可能性を排除できない新潟市西蒲区出身の特定失踪者大沢孝司さん=同(27)=の兄昭一さん(82)は「トランプ米大統領が金委員長に、拉致問題を解決するよう強く言ってほしい。日本政府も全力を挙げて被害者を救出してもらいたい」と強調した。

 会談の開催場所に関して、トランプ大統領が韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店を検討していると一時報じられたが、第三国のシンガポールに決まった。長岡市の特定失踪者中村三奈子さん=同(18)=の母クニさん(75)は「北朝鮮のペースにならず、好結果につながるのではないか」と期待を寄せた。

 支援組織「救う会新潟」の高橋正会長(82)は「家族は高齢化しており、最後のチャンスだ。米朝首脳会談を踏まえて、安倍晋三首相は積極的に動いてほしい」と求めた。

新潟日報様より
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180512392567.html