また新しいシリーズが始まります!
近畿日本鉄道 吉野線は桜の名所である吉野山に向かって延びる路線です。
その終着駅の一つ手前が吉野神宮駅です。
この駅からは貨物の引き込み線が出ていました。
その貨物線跡の調査の記事となります。
 
 
 
こちらは現在の吉野神宮駅です。
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吉野神宮への最寄駅になるので駅前にはこのような鳥居がありますよ。
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ところで、この本「シーナリィガイド」を憶えていますか?
実は、この本には吉野神宮駅から出ていた引き込み線の写真も載っていたのです。
この駅から貨物引き込み線が出ていたのは知っていました。
地図を見ても跡がわかります。
しかし、これほど大規模だったとは、この本を見て初めて知りました。
 
 
 
これが現役時代の引き込み線です。
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そしてこちらが、同じく本に載っていた路線図です。
これを見た瞬間に調べたいと思いました^^。
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この引き込み線は、昭和4年(1929年)11月に開通
昭和48年(1973年) 1月に廃止となっています。
40年前に廃止になっているので、痕跡は残ってないかと思いましたが・・・。
まずは、現地へ!
自宅から車で4~50分、何度通った事か!!
 
 
線路跡の調査の際はまずは航空写真でチェックです。
今の航空写真は精度が良いので非常に役に立ちますね。
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この航空写真を見ると、何となく線路跡らしき物が見えます。
駅から右方向にカーブしている道路は線路跡として有名でしたが、
その先や近鉄線をくぐって左方向に延びていたとは知りませんでした^^;。
 
地図をじっくり眺めると、線路跡は道路になっている場合が多いです。
そして道路になっていなくて建物が建っていても、建物が微妙にカーブして
建っている事が多く、何となく線路跡と特定できます。
そしてその後は、現地調査です。
 
 
こちらが現役時代の写真の右方向に延びていた線路跡です。
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路線図や航空写真でも右カーブしているので分かりますね。
 
 
 
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貨物側線も残っています。
ただし、本線と線路はつながっていませんが・・・。
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この後は、右カーブに沿って調査を進めて行きます。
 
第1回目はここまでです。
さてさて今回はかなり気合を入れて調査したつもりです^^。
第何回まで続くか分かりませんが、最後まで宜しくお付き合い下さいね。