今回は戦争中のタバコパッケージの紹介です。
まずは、こちらをご覧ください。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191209/20/sagashigaookuwa/12/c1/j/o0800047214667010174.jpg?caw=800)
これは戦前の「ゴールデンバット」のパッケージです。
たぶん昭和13年頃の物です。
現在も販売されている銘柄で、定価7銭と書かれています。
戦前なので横文字英語が普通に使われています。
そして戦争中はゴールデンバットは英語で敵性語になると言う事で
『金鵄(きんし)』と昭和15年に名前が変更されました。
金鵄とは金色のトンビだそうです。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191209/20/sagashigaookuwa/c6/df/j/o0637080014667010176.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191209/20/sagashigaookuwa/9d/33/j/o0636080014667010181.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191209/20/sagashigaookuwa/60/c4/j/o0639080014667010184.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191209/20/sagashigaookuwa/e9/8a/j/o0635080014667010188.jpg?caw=800)
ところで、上の2種類の金鵄の違いが分かるでしょうか?
実は定価が違います。
両方とも平時定価は8銭です。
そして上側は戦時負担額が7銭プラスになっています。
下側はなんと戦時負担額が15銭です。
平和な時なら8銭で買えたタバコが戦争中は負担金の追加で
大幅な価格アップとなっていたんですね。
たぶん下側のほうが戦争末期に近い物だと思います。昭和18年頃?
こちらは同じく戦争中の『ひかり』のパッケージです。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191209/20/sagashigaookuwa/5b/27/j/o0669080014667010224.jpg?caw=800)
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20191209/20/sagashigaookuwa/2c/f4/j/o0667080014667010229.jpg?caw=800)
たぶん昭和17~19年頃の物と思います。
こちらはゴールデンバットより高級なタバコです。
平時定価は10銭で戦時負担金がなんと20銭で定価が30銭となっています。
戦争中はタバコは贅沢品と言うことで
税金に税金をプラスしていたのでしょう。
今とあまり変わりませんね^^。
昔も今も愛煙家には厳しい世の中ですね。