前半部分は銀時の夢です
「・・・・・き~・・・ぎ・・とき・・・」
蝉の鳴き声と共に、幼い少女の声が響く
「銀時~!」
少女は縁側ですやすやと眠る銀時と呼ばれる少年の肩を揺さぶる
だが銀時は一向に起きる気配はない
そんな様子に愛想を尽かしたのか、少女は腰に手を当てた
そして、
「起きないんだったらおやつあげないんだからね・・・」
ぼそりと呟いた瞬間、銀時はガバリと起き上った
「おやつ?!」
「おはよう、銀時。今日のおやつは父上が貰ってきた金平糖だよ」
「金平糖?! 食う!」
今のご時世にとって、金平糖とは高価なお菓子だ
銀時は死んだ魚のような眼をキラキラと輝かせて跳ね回った
「ほら、小太郎と晋助も待ってるから」
「おぅ!!」
小さなもみじのような手が重なり合った_________
「っ?!」
気が付くと銀時の体には、毛布がかけてある
「おはよう、銀時」
横には長い髪を濡らした陽の姿
頭にタオルをかぶっている
「なんかニヤニヤしてたけど・・・どんな夢見てたの?」
ニコリと笑う陽の後ろに若干黒いオーラが見えた気がした
「あぁ? なんの夢ってそりゃぁ・・・・・・なぁ?」
銀時は少し面白がって意味を含めるような言い方をしながら陽の胸を見つめた
すると陽の黒い笑みは増していき・・・・・
「貧乳で悪かったわねぇ?」
「ま、そーだな・・・って陽ちゃん? え、ちょ、ま、うぎゃぁぁぁぁぁ」
これからちょいちょい過去編入ります