超短編集

小林さんはかわいい




りさぽん


揃ってオフのとある日


「ゆいー映画なにみるー?」


「んー、どうしよっか」

(あ、りさの手)

ギュッ


ドキッ

「それであります?どれか映画になる気になる映画ます」


「え、え?ごめん、なんて?」


(もぉう、いきなり可愛いことするからー!気になる映g「好き」


「え///…わたしも、」


「んんんん!ゆいちゃーー!!!」

ギュッーーー





森林



デートの待ち合わせ中


(結構早めに着いてしまった…。)


ショーウィンドウに映る自分見ながら前髪をちょい、と触りつつ


(よし、今日前髪の調子も良い。由依さんに褒められたコートだし、よし!)



「ひかるー!」

テッテッ


「ごめん、待たせた?」

ハァハァ


「い、いえ!ちょっと早めの電車に乗ってしまっただけなので!約束の時間前ですし!」



「あ、そうなんだ。」


「そうですよ、逆にごめんなさい、走らせてしまって…。」



「ううん、ひかるが見えたから思わず走っちゃっただけ」

エヘヘ


「ッ///」


ギュッ

「ごめんなさい!嘘つきました!ほんとは由依さんに早く会いたくて!!だから早く来ました!!」


「わぷっ、ひ、ひかる…ここ、外だから///」



(あぁーー大好き!!!!)






ほのぽん


仕事終わりの小林宅



「ご飯作っちゃうからほの先にお風呂はいっちゃいなー」


「あ、ごめんなさい、ありがとうございます!」


「うん、部屋着置いとくわ」




(ほのの部屋着置いてっと、あ、)



(ほのの服…。)


ヨイショ

「やっぱちょっとだけ大きい…。」

ボソッ



クンクン

「ほののにおい…。」



「ン゛ン///なぁにかわいいことしてるん?」



ビクッ

「わ、ぁ、ほのもうお風呂上がったの?」


「ううん、シャンプー切れそうやから補充しとこう思って」


「あ、ありが「それで?ほのの服着てなにしてたん?」



「いや、ちょっと、大きいのかなぁって気になって…。」


「…こないだもほののパーカー着てたやろ?その前もシャツとか」

「わぁー!!なんで知ってんの…!!」



「かわええ」

ギュッ


「うー、濡れるから離して」


「もう、一緒にお風呂入ろ!ほら、ばんざーい!」


「や!ばんざいしない!ご飯つくる!」


「あとで一緒につくろ?ほら、ばんざーい」



「んもぅ、…ばか///」



「あー、もう!!どうなっても知らんよ!?」

ギュッーーー





おしまい