常に初心者であれ | ハペトロジストの脳ミソ

ハペトロジストの脳ミソ

1999年生まれのハイイエロー♂、その娘で2011年生まれのハイイエロー♀️2匹含む計10匹のレオパを飼育中。
タイトルの由来はハペトロジー(herpetology)から。

また1年が経過。

今年は元旦の夕方から恒例の挨拶はしたくない気持ちになり、遭遇する人々には『今年も宜しくお願い致します』のみ伝えるようにしてました。


そんなわけで、更新も無いのに今なおフォロー、閲覧していただいている皆様、本当に有難う御座いますm(_ _)m

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。


24才のヒョウモントカゲモドキ♂達は相変わらず皆元気で、今年も無事に誕生日を迎えられるよう祈るばかりです。



旧Twitterは無難なtweet(頑なにポストとかXとか言いたくないw)を何とか毎日してます。

本当はもっと色々吐き出したい事は山程有るのだけど、炎上するのが目に見えている(←え)ので我慢していますヽ(゚∀。)ノウェ


こちらには極稀に毒っぽい事を吐いていますが、上手いこと纏められずに下書きのままお蔵入りしているものも多く…

どうせ人の目に触れるなら何かしら役に立つ内容の方が良いに決まっていますしね(ΦωΦ)


とりあえず今年は“ひょうえもん”のぬいぐるみをタイプ違いで作りたいのと、新しい商品や違うキャラクターを生み出したいと考えています。



だがしかし、如何せん自由な時間が少ないので、なかなか先に進まない(泣)
1日が48時間だったら良いのに(ノД`)シクシク
それから時間と共に体力も削られているのをひしひしと感じる今日この頃༎ຶ⁠‿⁠༎ຶ
カラダもアタマも動くうちに動かしたいですね〜⁠(⁠꒪⁠꒳⁠꒪⁠)⁠〜

今月下旬頃には愛玩動物飼養管理士1級の認定証が届くそうで、その後からはもう少し具体的に動き出せたら良いな…U⁠ ⁠´⁠꓃⁠ ⁠`⁠ ⁠U


さて、当方をフォローされる方々は如何にレオパを長生きさせるか!という事に興味があるのだと思いますが、簡単にネット検索すると長寿については似たような情報が幾つも拾えてしまいます。

実際に24才を越えたレオパと平均寿命とされる年齢真っ只中のレオパ達を飼育している者として最近思うのは、ありふれたその情報が自分の飼育方法と一致しない事について、それは何を意味するのか…という事です。


特に“太らせない”事が長寿の鍵、のような記述をよく見かけ、イラストや写真を使った体型の比較画像も出てきます。
『尾は太過ぎず細過ぎず、首まわりのサイズを目安にすると良い』『脇ぷには肥満の証拠』等とされているようですが、我が家のレオパ達は如何に尻尾の太さを維持するかという真逆な飼育をしています。


餌は活餌メイン、自家繁殖のデュビア、マウス、ミルワームです。
人工飼料は半年ほど継続して与えた結果、個人的に違和感をおぼえ与えるのを辞めました。

24才のレオパはミルワームの幼虫〜成虫がここ数ヶ月の主食です。
時々活ピンクマウスやシルクワームを挿みつつ、彼が食べたい時に与えるスタイルで冬に備えました。

他の飼育者さんや獣医師から見たら、我が家のレオパ達の殆どが肥満認定されることでしょう。

また、長生きにはベビーの頃の適した給餌が重要であるという意見もあるようですが、24才のレオパは入荷したホームセンターで販売開始され自分が購入するまでの約1年をガットローディング及びカルシウム添加無しのミルワームのみで過ごしています。

長寿のコツやら秘訣やらを公開している方々は、きっと沢山の長寿飼育実績があるのでしょう(⁠◔⁠‿⁠◔⁠)

自分はまだ1匹の24才と、10〜15才といわれる平均年齢真っ只中の5匹と2〜5才の4匹しか飼育経験はありません。
という事で、自分の飼育方法は特例なのかもしれません(⁠θ⁠‿⁠θ⁠)

今年で24年目になるヒョウモントカゲモドキ飼育ですが、飼育本等で『上手に飼えば20年以上生きる個体もいる』という記述を目にする度に、果たして自分の飼育は上手なんだろうか、上手ってそもそもどういう事よ、と考えてしまいます。

傍から見ても家族の一員として可愛がっているのが一目瞭然の人々から見たら、自分の飼い方は本当に基本的な【生き物の飼い方】でしかないので、時々コメントで戴く【愛情】という言葉は、残念ながら自分には当て嵌まりません。


爬虫類や両生類はコレクション性があり、“沼”なんて表現をされるようですが、一度その魅力にハマると飼育開始から1年も経たぬうちに多頭飼育になりがちです。

たった一冊の飼育本を読んだだけで全てを把握することは出来ないし、拾ったネット情報が必ずしも正しいとも限りません。
沢山の生体を飼育しているYouTuberを特別視して参考にしよう…なんていう流れもあるようです。

飼育者は誰しも自分の飼育動物を可愛がりたい、長生きさせたいと思うのが普通だと思います。

レオパに限ったことではなく、生き物飼育に必要なのは常に初心と基本を忘れず向上心を維持し、自らの知識・経験・キャパシティを把握し、その生き物の生態や習性を知り、彼らにとっての快適を優先する事です。

以下は千石正一先生が【HER・PET・OLOGY】Vol.2の対談で語った言葉です。

『飼育を通して細かいところが見えてくるというのもあるよ。逆にいうと、それを見るため、わかっていくための飼育じゃなかったら飼育なんていうのは容認されない部分もある。消費が前提として成り立っている飼育はダメだよ。』