雨宝院と一緒に訪れたかった釘抜地蔵。
弘法大師空海が建立し、東大寺を再建した重源が中興して浄土宗に改めました。
空海作の地蔵菩薩立像を祀っています。
室町時代、前世の罪によりできた両手の痛みに苦しんでいた商人が祈願したところ、お地蔵さんが夢に現れ、手に刺さっていた二本の恨みの釘を抜き、痛みが即座に取れたという伝説があるそうです。
その伝説から、苦しみを抜くという信仰が生まれました。
苦抜き=釘抜。
地蔵堂の四方の壁には二本の釘と釘抜を貼り付けた絵馬が奉納されています。
エネルギーをとても感じる場所。
熱心に御参りされている方のお邪魔にならないよう、早めに失礼しました。
ここからは帰りの新幹線までに過ごしたちょっとした時間を。
残りの時間は、京都らしさを感じられる場所でのんびりしようと思い、三条に向かいました。
三条大橋、綺麗になってました!
老朽化が進んで改修していたのですね。
木製の高欄に鞍馬山のヒノキを使用しているそうです。
2024年春の完成を予定しているそうですよ。
下におりました。
鴨川はやっぱり見ておきたい。
旅が締まります。
ふと視線を横に移すと…
いやぁーたくさんの鴨ちゃーん♡
みんなでお昼寝してるのね!カワイイ(*''ω''*)
起こさない、驚かさないギリギリの距離まで近寄って観察。
そんな様子を気にすることもなく歩く人々。
当たり前に共存している感じがなんか素敵だなーと思いました。
ところで、京都市在住のTwitterユーザーさんが投稿した「鴨川等間隔勢力図」というのを見つけまして。
確認してみたらこの場所は“カモおばさん”でした(笑)
まんまと…ヤバいです(笑)
鷺さんもいます。
しばらくまったりとこの時間を楽しみました。
その後は木屋町通まで歩きました。
せっかくなので、『武市半平太寓居跡』を訪れました(´艸`*)
上洛した際に暮らしていた場所で、幕末当時は「四国屋丹虎」という料亭でした。
長州藩士や尊王攘夷派も泊まっていた為、池田屋事件の夜に土方さん達がこちらに踏み込んだそうですよ。
石碑だけではわからない物語があって面白いです。
現在は京料理「箔」さんです。
市バスに乗り四条烏丸に向かいました。
祇園祭の山鉾建てが行われすごく賑わっていました。
と、長刀鉾発見です!
少し距離を取って見ると背が高くてめちゃくちゃカッコイイ!
高さは25mにもなるそうです。
毎年祇園祭の中継で、生稚児さんの注連縄切りの儀式を観るのが好きで。
なんだかんだやっぱり長刀鉾は感動です。
立ち止まるのは禁止の為うまく撮れませんが、その代わり目に焼き付けてきました。
こちらは函谷鉾。
長刀鉾と同じく、くじ取らずの鉾で、長刀鉾に次いで二番目に巡行します。
とても人気のある鉾です。
まだまだ他の鉾もじっくり観たかったけれど、帰りの時間が迫ってきた為ここで終了です。
1泊2日でしたが、今回も楽しい旅ができました!