神様と、職人さんの国 | 工場勤めを辞めて食堂のおばさんになった野うさぎ

工場勤めを辞めて食堂のおばさんになった野うさぎ

こんにちは、野うさぎです。
50歳を過ぎてからパートに出て、7年間で2つの職場を経験しました。今、3つ目の仕事として2023年1月、食堂のおばさんとして新しい仕事スタート!

こんにちは!

 

ゴールデンウィーク明けの仕事、疲れましたよね😢

 

ゴールデンウィーク中お忙しかった方は、逆に少しホッとなさったかもしれません。

 

みなさんお疲れ様です😊

 

 

今回は、島根県の松江旅行風景編です!

 

まず最初は、足立美術館です(島根県安来市)。

 

アメリカの日本庭園誌で21年連続でNo. 1に選定されている

 

とても有名な庭園がある美術館です。

 

 
(庭に出ることはできません。ガラス越しの撮影です)
 
借景を使った奥行きのある庭園が、息を呑むほど見事です(建物の影ができてしまう時間帯でした)
 
奥に見える山(借景)の手前には、実際は道路や民家、田んぼなどが広がっているんです😊
 
それを見事に隠して感じさせない、素晴らしい庭園です。
 

 
こんな池もありますし
 
苔の美しい、こんな庭もあります。
 

 
写真では表せない、撮りきれない
 
様々な庭を楽しませて飽きさせない、そんな演出もあちこちにありました。
 
年間パスポートがあるので、もしご近所に住んでいたならば毎週通いたい、そんな美術館です。
 
 
次は、この季節は牡丹で有名な、由志園(松江市大根島)のご紹介です。
 
ちょうどゴールデンウィークは「池泉牡丹」というイベントが開かれていて
 
園内の池に牡丹の花を浮かべ
 
一部植え込みの下も、ボタンの花を浮かべた水盤が敷き詰められます。
 
ひとつひとつの花が、人の顔ほどある大輪の牡丹なのです。
 
 
入園すると迎えてくれる華やかで大きな池✨
 
普通に緑の庭園もあります。やはり奥行きのある見事な作りです。
 
 
こちらも、とても苔の美しい庭。
 

 
足立美術館と由志園を訪ねて感じたのは、庭師の皆さんの技術の高さです。
 
木の剪定、苔の育成、奥行きを感じさせる立体的な庭の作り等
 
他ではなかなか見られないものだと思います。
 
松江とその周辺で、代々高い技術が伝承されているのではないかと強く感じました。
 
また、お庭に余計な落ち葉等が落ちていないのがお分かりになると思うのですが
 
スタッフの皆さんがお庭を大事にして、日々のお庭の手入れも丁寧にされているのがわかります。
 
素人が偉そうにすみません。園芸やお庭に全然詳しくない私が心から感動した、この二つの名園でした。
 
 
次は、神社です⛩️
 
何ヶ所か行ったのですが、こちらは神魂神社(かもすじんじゃ)の本殿です。
 

 
平安時代中期頃の創建だそうですが、こちらの本殿は国宝に認定されています。
 
大社造りという形だそうですが
 
見ているだけで圧倒される迫力がありました。
 
とてもとても古いこともわかります。屋根が苔むしています。
 
他の神社に行く途中にあったので寄ってみたのですが
 
ついでだなんてとんでもない、本当に神々しい神社でした。
 
もうひとつご紹介するのが、同じく松江市にある美保神社です。
 
 

 
島根の東端、美保関に近い漁港にある、大きな神社です。
 
当日はあいにく雨模様でした。
 

 
上記が本殿です。中ではご祈祷の真っ最中だったので遠慮して写真は撮っていません。
 
こちらの本殿は壁がありません。開けてあるとか外してあるとかではなくそもそも壁がありません。
 
吹きっさらしなのです。
 
板間にムシロを敷いて、神職もご祈祷を受ける方も座布団なしの直座りです。
 
ご祈祷を受けていたのはおふたりでしたが、笛と太鼓の生演奏付き(神職と思われるかたがおふたり)で
 
さらに巫女さんが巫女舞(神様に奉納する舞)をしてくださるのです。
 
動画を撮りたくてうずうずしましたが、そこは遠慮してしっかり目に焼き付けてきました。
 
(板間に長時間の正座は無理、絶対無理)と心ひそかに思いながら
 
令和の時代とは思えない、静かで厳かなそのご祈祷を見ていました。
 
私は神奈川と大阪の神社でご祈祷を受けた経験が何度もありますが
 
いつも神主さんが祝詞をあげてくださる形です。
 
生演奏(と言っていいのかしら)と、巫女舞がついているご祈祷は初めて見ました。
 
写真はないですが別の神社(八重垣神社。松江市内)でも同じ形のご祈祷が行われていました。
 
島根県だけなのでしょうか、それとも山陰地方や中国地方の形式なのでしょうか?
 
神様への祈りが心にせまる、とても厳かな儀式だなあと感動しました。
 
島根には(出雲大社が有名ですね)、確かに神様がいる。
 
少なくとも日々神様と共にある。
 
そんな事を強く感じました。
 
 
今回旅の写真を整理していて、思ったより写真が少ないことに気がつきました。
 
確かに旅行中、夫と「これは、目で見てこそわかるしその場にいてこそ感じる雰囲気だね」と何度も言い合ったのですが
 
自分の目で見ることに力を注ぎすぎて、あれやこれやの写真を撮っていなかったようです。
 
写真の小さなフレームに収まりきらない
 
雰囲気はどうやっても撮れない
 
そんな素晴らしい風景や光景がたくさんありました。
 
美保関の灯台から日本海が見渡せたのですが
 
晴れていれば隠岐の島が見えるというその海は
 
先入観のせいもあるかもしれませんが、国境の緊張感をはらんでいるように感じました。
 
普段よく見る、太平洋側の海のスコーンと抜けた明るさとは少し違うような…
 
ちょうど隠岐の島とこちらを結ぶフェリーがゆっくりとやってくるのも見えて
 
平和のありがたさもじんわり感じました。
 
普段、小難しい事を考えて行動しているわけではないですが
 
ぼんやりした私にも色々なことが感じ取れる(ような気がした)、
 
そんな島根県松江市の旅でした。
 
またいつか行きたいです‼️
 
 
最後まで読んでくださってありがとうございます😊
 
どうぞ今週が良い週になりますようにお祈りします☆
 
先週、休み明けの私はジェットコースターに乗ってるのかってくらい
 
感情の起伏がありました(仕事で)。今週は少し気を抜いて行きます!🌿