ミック・ジャガーが優しい人だなんて 初めて思った | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

こんにちは。
平成の語り部 いしはらとしひろです。

今日は天気がよかったので、
そして昨日イベントも終わったので、ちょっとはゆっくりしようや、と思って
近所を流れる恩田川沿いを散歩しました。散歩といってもかなり長時間。
電車の駅で言うと3駅分。

そのお供にiPodを持っていって、音楽を聴きながら歩いていたのです。
なかなかアルバム1枚をしっかり聴くことが出来ないので、
今日はせっかくだからと思い、時間長めのアルバムをフルに聴こうと、
ローリング・ストーンズの「メインストリートのならず者」と言うアルバムを、聴きながら歩きました。
アナログ版で言ったら2枚組み。18曲ですから、なかなか聴き応えがあります。

ストーンズの中では、大好きなアルバム。
自分の中では「ブラック&ブルー」「ベガーズ・バンケット」と並んで好きなアルバムです。
何度も聴いているけれど、こうしてじっくり結ったり全曲と向き合うことは、
時間的なこともあり、なかなか出来ません。
ある意味、贅沢かも。

そして今日、新たな発見が。
ストーンズは大好きだけれど、ミック・ジャガーのヴォーカルに
優しさとか切なさを感じたことはあまりなかった。
正確に言うと、切なさ、は「ワイルドホーセズ」など数曲で感じたことはあるけれど
優しさ、は皆無。
僕がストーンズから感じていたのは、もっと問答無用な何かである。
でも、きょうのんびりと散歩しながら聞いた、「メインストリートのならず者」からは
「優しさ」を感じた。
あー、ミック・ジャガーって優しいやつなんだな、と思った。

本当のミック・ジャガーが優しいやつかどうか、はこの際どうでもいい。
スキャンダルっぽく伝え聞くような話では、かなり冷酷なヤツなのかもしれない。

でも今日、僕が、この音楽越しの感じた優しさのほうを大事にしたい。
さりげない、さらっとした優しい風。

ミック・ジャガーが仲のいいあんちゃんに思えた瞬間。

不思議だよなぁ、こんなに長く聴いているのに。