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大谷選手が受けた手術の詳しい方法は明らかになっていないため断定はできませんが、今回の手術は5年前に受けたトミー・ジョン手術ではなく人工靱帯などを使う新しい術式を採用した可能性が考えられます。その辺を分かりやすく説明していきます。


肘の内側側副靭帯とは?



肘の内側側副靱帯は3つの繊維からなっています。これをまとめて"内側側副靱帯"と言います。肘の内側に関節をまたぐようにしてついている靭帯です。肘の関節を安定させる役割があり、野球やテニスなどのスポーツで繰り返して肘に負担がかかることによって損傷することが多いようです。損傷すると、肘の痛み、腫れ、筋力低下、可動範囲の制限などの症状が現れます。エコー検査、レントゲン検査、CT検査、MRI検査などの画像検査によって肘の状態が確認されます。治療法は保存療法や手術(靭帯再建術)があります。





靭帯を修復する手術方法

4つのパターン」


①トミー・ジョン手術
②インターナル・ブレス手術
③ハイブリッド手術
PRP療法




①トミー・ジョン手術


トミージョン手術は、肘の腱や靭帯の損傷・断裂に対する手術で、肘の内側側副靭帯を再建する手術です。1974年にフランク・ジョーブ博士によって考案され、初めてこの手術を受けた投手のトミー・ジョンにちなんで名付けられました。

手術では、損傷した腱や靭帯を切除した上で、患者の反対側もしくは同一側の長掌筋から、長掌筋が先天欠如している場合は下腿、臀部、膝蓋腱などから正常な腱の一部を摘出し、これを上腕骨と尺骨に作った孔の中に通し、両端を引っ張った状態で固定することで患部の修復を図ります。



②インターナル・ブレス手術

(人工靱帯の移植手術)


トミー・ジョン手術よりも新しい術式で「インターナル・ブレス」と呼ばれ、人工じん帯を患部に移植して損傷したじん帯を強化する方法です。人工じん帯を使った手術はまだ症例が少なく、手術を適応できる損傷の種類が限られることがデメリットです。


③ハイブリッド手術

(トミー・ジョン手術+インターナル・ブレス手術)


ハイブリッド手術とは、内側側副靱帯の損傷が見られる箇所に、自身の腱に加えて人工靱帯を移植する手術のこと。 手術の手順としてはトミー・ジョン手術と変わらないが、人工靱帯も合わせて移植することで損傷箇所の強度が高まる効果が見込まれるという。

トミー・ジョン手術が2度目以上の場合に用いられる術式です。


PRP療法

(自己多血小板血漿注入療法)


PRP療法は、自身の血液中に含まれる血小板を利用した再生医療であり、血小板の成分だけを高い濃度で抽出し、注射する治療法です。

「早期治癒」や「痛みを軽減」させる効果が期待できる理由としては、血液中の血小板には組織修復(自然治癒力)を促進する様々な成長因子、サイトカインなどの分子が多く含まれており、これらの分子が周囲の細胞に働きかけ、損傷した組織の修復(自然治癒力)が促進されるからです。


ステロイド注射について

消炎鎮痛目的としてステロイド剤を投与する治療があります。炎症や痛みに対して即効性のある治療法ですが、組織の治癒に必要な新陳代謝を阻害してしまうため、骨や軟骨が弱くなってしまうという副作用もあります。

つまり、何度もステロイド注射を繰り返すことは、手術が必要となる可能性を高めてしまうリスクがあるということです。同じ箇所を何度も傷めてしまうようなスポーツ選手は、このリスクを考えておく必要がありますね。



治癒期間




◯トミー・ジョン手術 1年半〜2年半

◯ハイブリッド手術 1年〜2

◯インターナル・ブレース 最短約6カ月


大谷選手はトミー・ジョーンズ手術を5年前に受けています。大谷選手もピッチャーとして試合に復帰したのは手術から19か月後、本格的な復帰は手術から2年半がたった2021年のシーズン開幕でした。

一般的には2回目のトミー・ジョン手術は1回目よりもさらに長いリハビリ期間が必要とされています。今回の手術がトミー・ジョン手術を含む13の術式だった場合は大谷選手の執刀医が予測している2025年シーズンでのピッチャーとしての復帰は難しくなります。
インターナル・ブレス手術の場合は、およそ半分程度の期間で復帰できるとされています。この方法なら、2025年にピッチャーとして復帰できるという可能性はあります。今後の情報に期待しましょう!



ジュニアアスリート、

今できる内側側副靭帯の治療方法は?



 超音波 US-750




この治療器は2つの周波数により、皮下浅部・深部の治療ポイントに合わせた的確な照射が可能です。温熱作用と音圧作用により、身体の深いところまで温めて血流を良くしたり、筋肉のコリをほぐしたり(マッサージ効果)、野球肘部位の溜まった腫れや老廃物を除去するなど幅広く使用することができます。


 超音波骨折治療器 オステオトロンV



プロスポーツ分野でも多く活躍しており、無痛・無感覚の極めて安全なエネルギーです。効果としては、低出力超音波で骨折部位の治療期間を約40%短縮します。疲労骨折や関節、靱帯、腱の痛みを軽減します。野球肘になり、少しでも早く治して試合に間に合わせたい方、難治性の怪我をしっかり治したい方におすすめです!


③シャドーピッチング、トレーニング指導



院内にトレーニングルームが完備されていて、投球フォーム確認やトレーニング指導をしています。野球肘になる人は何らかの原因を抱えています。それを追求する事が怪我予防になり、発生を未然に防ぐことに繋がります。

正しいフォームや身体のバランスを身に付けましょう。


まとめ

野球肘は、野球選手には多い怪我なので早期発見と早期治療が大切となります。その為に、少しの異変や動きで家族や周りの人達が気付いてあげる事です。野球肘は投球フォームや身体の柔軟性なども関係してきます。

今後、大谷選手のようなプレーヤーになる為にもご自身の身体のケアと状況を把握する為にも治療をオススメします。当院では、ジュニアアスリートの投球フォームチェックやトレーニング指導も行ってます。また、野球肘の判断などもエコー検査にて確認でき整形外科Dr.との提携も有りますのでご紹介も可能です。

いつでも相談お待ちしています。


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