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野球肩とは、投球動作によって発症した肩痛を主とする肩関節傷害の総称で、使いすぎ障害として徐々に発症する場合が多いです。滑液包炎、棘上筋腱炎、上腕二頭筋腱炎、肩甲上神経麻痺による棘下筋萎縮、インピンジメント症候群、上腕骨骨端線障害(リトルリーグ肩)など多くが含まれます。

野球肩に多いベスト"3"

① インピンジメント症候群
 ・肩峰下滑液包炎
 ・棘上筋腱炎
 ・上腕二頭筋腱炎


加速期に発生する肩の引っかかり症状の総称です。肩関節が90度以上外転した位置で外旋から内旋へ移行すると、上腕骨頭が肩峰、肩鎖関節、烏口突起、烏口肩峰靱帯などに衝突して、肩峰下滑液包や上腕二頭筋長頭腱の炎症、棘上筋腱の損傷を引き起こします。

②リトルリーグ肩(上腕骨近位骨端線離開)
若年成長期の選手が、投球動作の加速期に外旋から内旋の動きでストレスを繰り返し受けることによって、上腕骨近位骨端線の離開を生じる疲労骨折の一種です。成長障害の原因になりますので、ジュニア期のオーバーユースに注意しましょう。

③ 腱板損傷(ローテーターカフ)
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉の腱の部分が集合したものを腱板といいます。腱板損傷とは、肩関節と腱板が衝突して起こるケガです。特に棘上筋の損傷が多く。肩が外転ができなくなります。


野球肘の治療


野球で肩の不調を訴えた時は、まず野球肩を疑いましょう。早期治療がその子の野球人生を変える事にもなりかねません。常に、チーム指導者や家族も子供の痛みのサインを見落とさない様に観察しておきましょう。

①エコー画像検査
問診・視診・触診と併せて正確な病態の把握ができます。エコー(超音波)は、放射線を浴びることがないので妊婦や高血圧の方にも安心安全な観察法で厚生労働省にも認められています。エコー検査では、骨折・骨の変形・肉離れ・腱断裂・捻挫による靭帯損傷などを映像で診ることが可能です。

②超音波骨折治療器 (オステオトロンV)
プロスポーツ分野でも多く活躍しており、無痛・無感覚の極めて安全なエネルギーです。
野球肩、野球肘、オスグット、腰椎分離症などの成長期に伴う成長軟骨や関節、腱の痛みを軽減します。

③手技療法
マッサージや筋膜リリース、運動療法などを使って痛みの回復や機能改善を促進させます。
固まってる筋組織の癒着をとる事により、筋肉や筋膜の滑走を良くします。
特に肩関節に関わる肩甲骨の動きをつけたり、PNFで可動域を改善させます。

③シャドーピッチング、トレーニング指導
野球肘と同様に、投げ方の確認やトレーニングの指導をしています。痛めた原因や癖を見つける事により今後の痛みの再発防止やパフォーマンスの向上に繋がります。正しいフォームや身体のバランスを身に付けましょう。


まとめ
いかがでしたか?野球において、肩と肘は密接な関係になっていて消耗品と言われています。
常に身体の事を気にかけておく必要があります。最高のパフォーマンスを引き出す為には、身体も心も安定した状態で本番を迎える事が大切です。その為に私達は、少しでも手助けできたら嬉しいです。
いつでも、ご相談お待ちしております。

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