あらすじ
「ぼくはうしだから もうじきたべられるのだそうだ。出荷を間近に控えた一頭の牛は、最後に一目だけお母さんに会いに行こうと列車に乗ります。そして、車窓から外を眺めながら、ぼんやり考えることがありました。ぼくも 大きくなったから おかあさん びっくりするかな」
「一度でいいから スリムになって うまのように 草原をのびのびと 走りまわってみたかったな」「動物園のぞうや きりんみたいに みんなに愛されてみたかったな」
思い返すと「太れ太れ」と言われて牧草をたくさん食べさせられた日々」
そのようなことをぼんやりと考えている間に、列車は目的地に到着します。子牛が生まれた牧場です。列車を降りると、目の前に広がるのは小さな頃と何も変わらない光景。
懐かしい思い出が蘇るなか、遠くに見えたのは——
「おかあさんだ!」
お母さんの姿を見つけた牛は真っ直ぐに駆け出しますが……
誰にも知られずにやたらと太って、最後は食べられてしまうのです。
文章は短く、ほとんどが大きな絵で終わる絵本です。
このまま小さなお子さんに読み聞かせするにはちょっとむずかしいかもしれません。大人の補足が必要とおもいますし、補足内容によっても、お子さんへの伝わり方は、違ってくると思います。
感想
命の大切さを考えるきっかけを与えてくれる絵本です。
運命をさとった子牛。とっても悲しい想いにさせられました。
牛や豚、鶏肉等‥また、植物なども含め、自分の命をつないでくれていることが当たり前のように考えられていますが、「いただきます」の意識を変えてくれるような内容です。
どれだけの人が、全ての命に感謝し食べているでしょうか。








