令和6年3月1日、佐賀市川原町の平和会館洋間にて、令和5年度第4回理事会を

開催しました。理事会では、以下の案件等の審議を行いました。

 

報告事項 

(1)令和6年度日本遺族会活動方針・事業計画について

  ・全支部においても、組織継承を第1に考え、具体策である「戦後80周年

   に向けた組織継承3カ年計画を確実な実行に向けて組織務一丸となって

   取り組む。

  ・特別弔慰金の継続と平和の語り部事業化が2本柱となる。

  ・特弔の制度と趣旨を学ぶ勉強会の実施

  ・特弔等、処遇改善運動の推進の為、全国戦没者遺族会議を7月下旬(各支部3名

   程度)、全国戦没者遺族大会を12月に開催し、国会への陳情を実施する。

  ・令和6年度から、政府の新規事業として予定されている語り部事業について

   は、各支部とも親会、青年部・女性部一丸となり育成等に取り組む。

  ・語り部事業に関し、国から2500万円が交付され、各支部への配分額は、

   40万円を見込んでいる。(補正予算対応)

  ・令和7年度に洋上慰霊の予算確保の為、令和6年度で遺児による慰霊友好親善

   事業は、終了となる地域が出てくる。

 

(2)令和6年度政府予算に計上された戦没者遺族の処遇改善項目

  ・現時点で、厚生労働省から正式通知は届いてないが、口頭により、2.7%

   の改定が実施される見込み。

  ・公務扶助料等 1,966,800円→2,019,000円 52,200円のアップ

  ・特例扶助料等1,573,500円→1,615,100円

  ・扶養加算等 72,000円→73,900円 1,900円のアップ

 

(3)佐賀県内語り部調査の結果について          

  ・令和5年11月15日付けで、市郡会長に調査依頼

  ・資料作成時点で、資料3のとおり20名(1団体)が把握でき、

   新たに、多久で活動を始められた方1名が加わり21名となった。

 

(4)日本遺族会平和の語り部第5ブロックアドバイザーへの就任について

  ・西田副会長に就任依頼があり、佐賀県遺族会として承諾した。

  ・職務内容は、各ブロック内支部からの相談を受け助言する。

  ・本部主催で各ブロックで開催する語り部研修会へ参加し助言する。

 

審議事項

(1)令和6年度分担金について           

  令和6年度の分担金については、予算ベースで、4,980,000円を

 収入予定しておりますが、英霊顕彰研修活動助成金として、

 収入額の11%549,000円を各地区に手当てしており、

 実質的には、4,431,000円が分担金となります。

   

(2)令和6年度佐賀県遺族会活動方針・運営方針(案)及び事業計画(案)

  について             

 ・「平和を伝承する」という遺族会に課せられた社会的責務を果たすべく、

  遺族会存続の方途として、「戦後80年に向けた組織継承3カ年計画」

  実施に向け、本会、女性部、青年部が一丸となり活動に取り組む。

 ・佐賀県主催による「戦後80年戦没者追悼式」の令和7年度の実施に向け、

  具体的な協議を開始する。

 ・第57回「はがくれの塔」慰霊祭は、令和6年11月13日から15日で、

  役員研修の一環として実施し、旅費の一部を補助する。

 ・令和7年に最終償還を迎える「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金」は、

  時限立法のため、万が一継続がなければ遺族会の存続を揺るがす事態と

  なるため、日本遺族会や全国の遺族会と連携しながら、特別弔慰金の制度

  と趣旨を学ぶ勉強会を開催し、陳情運動を展開する。

 

(3)令和6年度佐賀県遺族会予算(案)について  

   令和6年度の予算(案)については、

   事業年度は、令和6年4月1日から令和7年3月31日までとなります。

 

(4)臨時評議員会の開催について

   令和6年3月28日(木)10時30分から臨時評議員会を「洋間」で、

  開催してよいでしょうか。

  

  以上、審議事項については、原案どおり承認されましたので、3月28日の、

  臨時評議員会に議案として上程します。

 

その他                      

(1)令和6年度全国戦没者追悼式への参列について  

   例年、全国戦没者追悼式への参列については、佐賀県から県遺族会及び

  各市・町に参列の推薦依頼がありますが、令和6年4月1日付け発送、

  5月24日締切で、各地区の遺族会長及び女性部支部長並びに青年部役員に

  推薦依頼を行います。

   特に、18歳未満の遺族参列者参加について、ご協力をお願いします。

(2)令和6年度の会長表彰の被表彰者の推薦について   

   9月7日開催予定の予定する佐賀県遺族会研修大会の席上で、

  会長表彰を行いたいと思います。

  被表彰者の推薦の期限は、5月20日(月)までとし、佐賀県遺族会表彰規程に

  より、5月下旬に開催予定の理事会で、被表彰者を決定します。

  ※佐賀県会長表彰、日本遺族会長表彰、厚生労働大臣表彰、生前叙勲を既に受章

  された方は推薦できません。

  市郡会長である理事の方に、推薦依頼書及び推薦書を入れた封書を机上に置いて

  おりますので、よろしくお願いいたします。

 

(3)大臣表彰等潜在候補者の調査について      ・

  県遺族会事務局で把握が難しい、厚生労働大臣表彰等に係る潜在候補者の調査を

 行います。

 ・令和6年4月1日付け発送、履歴書の提出期限を5月31日とします。

 ・各地区遺族会や県の遺族会の役員として、15年以上活動経験のある方

 ・経験年数には、民生委員や児童委員、遺族相談員の期間も合算できます。

 ・経験年数の基準日は、各年の8月31日となります。

 ・過去に厚生労働大臣表彰、生前叙勲の受章者は対象外です。

 

(4)「はがくれの塔」慰霊祭参拝事業及び(5)役員研修について

  令和6年度は、2年毎の役員研修となっており、「はがくれの塔」慰霊参拝事業

 を役員研修と兼ねて実施します。

 ・日  時 令和6年11月13日(水)~15日(金)

 ・募集期間 令和6年6月1日~9月27日

 ・募集人員 40名(先着順とさせていただきます。)

 ・参加費  9万円程度

 ・役員対象 理事 監事 評議員 青年部・女性部役員等 遺族相談員

 ・その他  一般の方でも参加できます。

 

(5)佐賀県遺族研修大会について

  9月7日に、地区遺族会長、女性部役員及び青年部役員を対象に研修大会

 を計画します。

  その席上で、功労のあった方に対し、遺族会長の表彰を行います。

  研修内容については、組織継承三カ年計画と語り部事業に関する内容を予定して

 います。    

(6)その他

  「8月15日を国民の祝日に制定する。」提言があり、佐賀県遺族会の意見とし

 て、日本遺族会へ提出することとなりました。

 

                                以上